大分大学 教育学部

MENU

学部紹介

>学部紹介>学部長メッセージ

学部長メッセージ

ご挨拶

教育学部長 藤井 弘也

教育学部長藤井 弘也

 教育学部は明治6年に旧府内藩文武館を改称した府内学校を起源とする大分県師範学校(明治9年)の創立に始まります。以来、旧制諸学校である大分師範学校と大分青年師範学校を総括し、昭和24年新制大分大学学芸学部として新たな歩みを開始しました。その後、昭和41年教育学部への名称変更、平成11年教育福祉科学部への改組を経て、平成28年4月より小学校教育コースと特別支援教育コースから成る教員養成に特化した教育学部となりました。さらに令和2年、小学校教育コースは初等教育(小学校及び幼稚園)と中等教育(中学校と高等学校)を網羅する初等中等教育コースへ名称およびカリキュラムを変更しました。大分大学の学部の中で最も長い歴史を有し、多くの有為な人材を輩出してまいりました。

 新しい教育学部は地域の学校教育の発展のため、教育に関する専門的な知識・技能を学校現場の中で創造的・総合的に活用し、新たな学びや地域の教育課題に的確に対応できる実践的指導力を備えた小学校教員、特別支援学校教員を中心に、隣接する幼稚園教員、中学校教員、高等学校教員の養成を行います。そのために学力向上、体力向上、不登校・いじめ、小学校における教科担任制、特別支援教育などの地域の教育課題に的確に対応できる力を学修するための科目を開設し、1年次から4年次までしっかりと体系化された積み上げ方式の教育実習を行い、一人ひとりの学生の特性を踏まえた教職への厚いサポート・システムを構築することで、実践型教員養成機能をより一層強化していきます。

 また平成4年に設置された大学院教育学研究科には、平成28年度、学校教育が抱える複雑・多様化する今日的諸課題に対応しうる高度専門職業人としての教員の養成に特化した教職開発専攻(専門職学位課程)、いわゆる教職大学院を新設しました。さらに令和2年4月、教職大学院は、幅広く深い学識の涵養を目的とする学校教育専攻(修士課程)と統合することで、学校経営、授業開発、生徒指導、教科内容、学級経営、特別支援教育という幅広い領域の教育研究機能を有するとともに、理論と実践の往還・融合の積み重ねによる高度な実践的指導力を備えた教員の養成を行う新たな教職大学院へと生まれ変わりました。

 地域密接型を目指す大学として、教育学部、教育学研究科は、義務教育諸学校に関する地域の教員養成機能の中心的役割を担うとともに、地域の教育研究や社会貢献活動等を通じて、我が国の教育の発展・向上に寄与することを基本的な目標とし、社会が求める高い付加価値をもった教員の養成を図っていきます。

 「学校の先生になりたい」という思いを抱いている皆さん、その夢を叶えるため、大分大学教育学部で教師としての確かな指導力や豊かな人間性を身につけ、一緒に教職の道を目指しましょう。