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1.社会福祉の仕事と進路 |
現在、社会が複雑化・多様化し、私たちの生活の大きく変化しています。それに伴い社会福祉のサービスを必要とする人々が増加し、社会福祉に対するニーズも拡大・多様化しています。
そのため、このような社会状況に対応できる社会福祉専門職に携わる人材の育成は緊急の課題となっています。社会福祉コースでは、制度・政策などの福祉のハード面についてはもちろん、具体的支援を中心とした実践活動のソフト面についても、包括的・総合的な視野を持ち、柔軟な発想で共生社会を実現するための社会認識やコミュニケーション能力を備えた、ソーシャルワーカーの育成を目指しています。卒業後の主な進路ですが、大学院、専門学校、社会福祉施設などが挙げられます。
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2.社会福祉関係の資格 |
社会福祉コースに在籍することで、以下の免許・資格を取得することが可能となります。 社会福祉士(国家試験受験資格)
精神保健福祉士(国家試験受験資格)
社会福祉主事(任用資格)
高等学校教諭第一種免許(福祉)
これらの資格のうち、社会福祉士と精神保健福祉士は、ソーシャルワーカーとしての資格取得を目指すもので、本学在学中に所定の期間、社会福祉施設・児童福祉施設・病院等において実習をすることが受験の資格要件となっています。
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3.資格試験の準備について |
本学の学生は、全国平均と比べて、社会福祉士ならびに精神保健福祉士の合格率が高いのが特徴です。これは、入念な試験準備を卒業生の人たちが行ってきたからであり、早期からの試験準備が必要なのはいうまでもありません。これらの試験については、受験生が多いことから受験産業が発達をしています。そのため、さまざまなテキスト・参考書・問題集が出版されています。これらの書籍を適切に購入し、すくなくとも、4年次が始まった頃には受験準備を始めておくことで、合格に必要な学力を身につけることが出来ます。 また、福祉の教員になりたい人については、まず、どこの自治体で福祉の教員を募集しているのかを入念に調べた上で、3年次の初めには受験の準備にかからなければ、高倍率の採用試験に合格することは困難です。 |
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