授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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教員のための人権教育の理論と方法 Theory and Practice of Human Rights Education | 必修 | 2 | 1 | 雪丸武彦、小池一彦 内線: e-mail: | ||
【授業のねらい】 ・教員に必要な人権教育に関する理解を深め、課題を発見し、具体的な対応を立案・検討する力を養う。 | ||||||
【具体的な到達目標】 ・人権教育の基本的事項について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。 ・人権教育の授業づくりに関する実践的知識について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。 ・子どもの人権と教育実務における留意事項に関する実践的知識について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。 ・現代の教師-子ども関係の在り方に関する実践的知識について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。 | ||||||
【授業の内容】 本授業科目では、人権教育の基本的事項や子どもの人権、教育実務における留意事項をより実質的に理解するための原理を理論的に学ぶとともに、人権教育の授業づくりの事例を題材とした演習に取り組むことで、現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討する能力を養う。 また、現代の教師-子ども関係の在り方についての最新の理論を習得し、演習を通した双方向的な学習によって実践的な力量を構築する。 第1回:授業テーマに関する学校の具体的課題の理解 第2回:人権教育の基本事項に関する講義 第3回:子どもの人権と教育実務の基本事項に関する講義 第4回:人権教育に関する授業実践事例の分析-身近な課題から考えた授業例 第5回:人権教育に関する授業実践事例の分析-社会的な課題について学んだ授業例 第6回:人権教育に関する授業指導案の立案-授業のねらいと手立ての構想 第7回:人権教育に関する授業指導案の立案-評価観点の設定 第8回:人権教育の模擬授業と討議 第9回:人権教育に関する授業計画の改善 第10回:子どもの人権の侵害と対応事例の分析 第11回:子どもの人権の侵害と対応事例の分析 第12回:人権に関わる事案に対する対応マニュアルの分析 第13回:人権に関わる事案に対する対応マニュアルの立案 第14回:人権に関わる事案に対する対応マニュアルの考察 第15回:学習成果の発表と総括 | ||||||
【時間外学習】 ・演習において討議したことを整理し、個人の視点を明確にするとともに、まとめた事柄について、自己の視点と対照して、到達点を整理しておくこと。 ・その他、教員の指示に従い、授業の準備と復習を行うこと。 | ||||||
【教科書】 特になし。授業中に指示する。 | ||||||
【参考書】 特になし。授業中に指示する。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 ・複数教員による多面的・総合的評価(受講態度、課題に取り組む姿勢、討論への参加など)(70%) ・最終レポート(本授業において学んだ事や今後解決すべき課題など)(30%) | ||||||
【注意事項】 ・本授業においては教員集団のメンバーとしての自覚を持ち、メンタリングの観点から、経験の豊富な者は経験の少ない者の成長をサポートするよう努力すること。また、経験の少ない者は経験の豊富な者に積極的に教えを請うこと。 | ||||||
【備 考】 院生による人権意識に関するアンケート回答に基づき,現職院生と学部卒院生の双方の回答結果を対照し,その分析を検討し合うなど,アクティブラーニングの手法を取り入れ,現職院生・学部卒院生両者の学びあい・相互評価を基本とし,実務家教員・研究者教員も参画したチームによる学習に取り組む。 |