授 業 科 目必修・
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子どもの問題行動や規範意識に関する事例研究
Case Studies on Students' Behaviors and Moral Values
必修2   今村裕、牧英治郎
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【授業のねらい】
・本授業においては、子どもたちの問題行動や規範意識に関する理解を深め、課題を発見し、具体的な対応を立案・検討する力を養う。
【具体的な到達目標】
・子どもたちの問題行動の現状と背景について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。
・生徒指導や道徳教育の原理について深い理解を有し、学校現場の事例を題材として現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討することができる。
【授業の内容】
本授業科目では、子どもたちの問題行動を多角的に理解するための原理を理論的に学ぶとともに、学校現場の事例を題材とした演習に取り組むことで、現状の課題を発見し、具体的な対応策を立案・検討する能力を養う。
 また、生徒指導・道徳についての最新の理論を習得し、演習を通した双方向的な学習によって実践的な力量を構築する。
第1回:授業テーマに関する学校の具体的課題の理解
第2回:子どもの問題行動に関する講義と事例分析-関係法規等を中心に
第3回:子どもの問題行動に関する講義と事例分析-いじめ等への対応を中心に
第4回:子どもの問題行動に関する講義と事例分析-暴力行為等への対応を中心に
第5回:子どもの問題行動に関する講義と事例分析-情報モラル等に関する対応を中心に
第6回:子どもの問題行動に関する講義と事例分析-規範意識の育成を中心に
第7回:フィールドワーク
第8回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-生徒指導の原理を中心に
第9回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-道徳教育の原理を中心に
第10回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-子どもの発達観を中心に
第11回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-子どもたち全体への指導を中心に
第12回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-個別の問題を抱える子どもへの指導を中心に
第13回:生徒指導・道徳に関する講義と事例分析-家庭・外部機関との連携を中心に
第14回:フィールドワーク
第15回:学習成果の発表と総括
【時間外学習】
・演習において討議したことを整理し、個人の視点を明確にするとともに、まとめた事柄について、自己の視点と対照して、到達点を整理しておくこと。
・その他、教員の指示に従い、授業の準備と復習を行うこと。
【教科書】
特になし。授業中に指示する。
【参考書】
特になし。授業中に指示する。
【成績評価方法及び評価の割合】
・複数教員による多面的・総合的評価(受講態度、課題に取り組む姿勢、討論への参加など)(70%)
・最終レポート(本授業において学んだ事や今後解決すべき課題など)(30%)
【注意事項】
・本授業においては教員集団のメンバーとしての自覚を持ち、メンタリングの観点から、経験の豊富な者は経験の少ない者の成長をサポートするよう努力すること。また、経験の少ない者は経験の豊富な者に積極的に教えを請うこと。
【備 考】
現職院生が実践経験の中から子どもの問題行動や規範意識に関する事例等について紹介し,学部卒院生とともに議論し合うなど,アクティブラーニングの手法を取り入れ,現職院生・学部卒院生両者の学びあい・相互評価を基本とし,実務家教員・研究者教員も参画したチームによる学習に取り組む。