授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
幼児教育学特論
Special Seminar on Child Education
選択21・2  永田 誠
内線:7559
e-mail:m-nagata@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
本授業では、幼児教育ならびに保育に関する理論と実践を学習することにより,高度な研究能力と教育的実践力を習得する。また、幼児教育・保育に関する現代的課題を解決するための理論的研究を行う。
【具体的な到達目標】
1.幼児教育ならびに保育の理論と実践に関する専門的知識について理解する
2.幼児教育・保育に関する現代的課題に対して適切に考察・報告することができる
【授業の内容】
1.現代における幼児教育・保育を取り巻く状況
2.世界の幼児教育・保育改革  (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
3.欧米の幼児教育・保育改革(1) フィンランド (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
4.欧米の幼児教育・保育改革(2) ドイツ (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
5.欧米の幼児教育・保育改革(3) フランス (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
6.アジアの保育・幼児教育改革(1) 韓国・中国 (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
7.アジアの保育・幼児教育改革(2) シンガポール・タイ (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
8.日本の幼児教育・保育改革のゆくえ  (『世界の幼児教育・保育改革と学力』)
9.世界と日本の保育改革  (『保育の質を高める』)
10.市場原理と保育の質  (『保育の質を高める』)
11.評価・マニュアル化と保育の質  (『保育の質を高める』)
12.保育条件と専門性(1) カリキュラムと保育 (『保育の質を高める』)
13.保育条件と専門性(2) 子どもと保育者の関係性 (『保育の質を高める』)
14.保育条件と専門性(3) 保育の評価と専門性 (『保育の質を高める』)
15.教育・保育とは何かを問い直す
【学生がより深く学ぶための工夫】
・毎回、事例報告に対するディスカッションを行うため、報告者に限らず、受講者全員が必要な知識について事前に学習しておく。
・多様なものの見方に気づくため、報告内容に対するディスカッションを踏まえた自己のふり返りを多用する。
【時間外学習】
幼児教育や保育に関する文献や新聞記事などに興味・関心をもち、日常的に資料・情報の収集に努める。
【教科書】
・泉千勢他『世界の幼児教育・保育改革と学力』(未来への学力と日本の教育9)明石書店
・大宮勇雄『保育の質を高める-21世紀の保育観・保育条件・専門性-』ひとなる書房
【参考書】
D.ショーン『専門家の知恵-反省的実践家は行為しながら考える-』ゆみる出版
その他の参考図書については,講義内で随時紹介する。
【成績評価方法及び評価の割合】
・授業中のレポート作成・報告50%
・学期末の課題30%
・授業中の発言・議論内容等20%
【注意事項】
本講義は、資料作成の上,報告等を各自が行うので、無断の遅刻・欠席等は認められない。
【備 考】
履修者の関心ならびに授業の進捗状況によって、講義内容・計画を変更することがある。
授業・課題への取り組み状況などは、成績評価に厳密に反映する。