授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
臨床心理基礎実習BⅠ
Basic Practice on Clinical Psychology BI
選択11  武内珠美・渡辺亘・佐藤晋治・溝口剛・河野伸子
内線:7585
e-mail:wwata@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
実際の援助に携わる前に、心理教育相談室における相談活動の補助やカンファレンスでの観察学習等を多く行うことで、援助に関する最も基礎的な知識や技能を学ぶとともに、これ以後の諸実習の履修準備を進める。
【具体的な到達目標】
・アセスメントや援助のあり方や視点、相談室における援助のシステム・ルール・流れ等を習得すること
・クライエントへの対応に関する基礎技能(電話対応、見立て、マネジメント、連携等)を習得すること
・臨床心理士に必要な心構え・態度(クライエントのへ配慮、尊重、傾聴、共感、肯定的関心、心理学的理解、責任をもった役割遂行、関係者との連携・恊働、常識的な態度等)を習得すること
・以上の学習内容を、相談活動の補助等の場面で実践できること
・臨床心理士としての自己の特徴と課題に気づき、その深化あるいは修正につとめること
【授業の内容】
1 心理教育相談室オリエンテーション
2 心理教育相談室の運営(システムとルール)
3 心理教育相談室の運営(電話対応)
4 心理教育相談室の運営(相談受付・聴き取り)
5 心理教育相談室の運営(問題の見立て)
6 心理教育相談室の運営(まとめと報告)
7 心理教育相談室の運営(マネジメント)
8 心理教育相談室の運営(連携・組織的対応)
9 心理教育相談室の運営(危機対応)
10 心理教育相談室の運営(環境と構造の整備)
11 カンファレンス参加(あり方の観察学習)
12 カンファレンス参加(問題の見立て)
13 カンファレンス参加(マネジメント)
14 カンファレンス参加(援助のプロセス)
15 カンファレンス参加(理解と技法の工夫)
16 最終試験(レポートおよび口述試験)
【時間外学習】
上記の内容に関する課題(詳細は別途指示する)
【教科書】
使用しない
【参考書】
適宜紹介する
【成績評価方法及び評価の割合】
上記の内容に関する取り組み50%、最終試験50%(レポート25%、口述試験25%)。原則として実習開始後20分以上の遅刻は欠席とみなすとともに、出席が実習回数の3分の2に満たない者は最終試験の受験資格を失うこととする(詳細は別途指示する)。
【注意事項】
本実習の受講は臨床心理学コースの大学院生に限る。
【備 考】
本科目は臨床心理士受験資格取得に関する必修科目である。臨床心理士受験資格取得のための必修科目については、別に配付する資料に基づいて履修すること。