授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
物理化学演習
Exercises in Physical Chemistry
選択21  中島 俊男
内線:7554
e-mail:nakashi@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
物理化学特論で身につけた化学熱力学や分光学の様々な理論的内容を様々な物質に応用し、物質の状態や反応性を知る手がかりにする実験方法をこの演習で学ぶ。 この演習から小さい分子から、生体膜に至る大規模分子へ性質や、動的挙動を明らかにする。  
【具体的な到達目標】
物理化学特論で習得した化学の基礎理論をどのように実験に応用するか、また学校現場で困難なく実際のサンプル気体や液体、固体などを例にとって、演示実験が展開できるレベルを到達目標にして講義を進める。
【授業の内容】
1.化学熱力学第一法則
2.化学熱力学第二法則
3.化学熱力学第三法則
4.エントロピーの分子論
5.ミセルの熱力学
6.溶液における電気伝導理論
7.ミセルのできる濃度(CMC)決定の電気伝導度法による実験
8.Lambert-Beerの法則
9.平衡定数の定義
10.平衡解析の方法論
11.分光光度計によるメチルオレンジの酸解離定数の決定 (実験)
12.溶液中の酸塩基平衡解析法
13.1価の酸、2価の酸、3価の酸
14.酸とアルカリの中和実験のpHの理論計算
15.0.1M NaHCO3溶液のpH測定実験と理論計算との比較
【時間外学習】
【教科書】
1.「機器分析大意」   高橋 武雄 著   産業図書出版
   適宜、資料を配布する。
2.「溶存状態の分析化学」 中島 俊男 他著 長崎国際大学発行 2014年
【参考書】
【成績評価方法及び評価の割合】
出席を重視する。適宜レポートの提出をする。
【注意事項】
【備 考】