授 業 科 目必修・
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単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
学校心理アセスメント特論
Special Seminar on Psychological Assessment in School
選択21年  溝口 剛
内線:7522
e-mail:t-mizo@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
今日学校教育の現場では,さまざまな生徒指導(教育相談)上の問題を呈する子どもたちへの対応に追われている。子どもが呈するさまざなな心理的「問題」を,我々がどのように“見る”(理解する)かは,その後の対応に大きな影響を及ぼす。この授業では子どもの問題の“見かた”についての基本的な姿勢を踏まえながら,アセスメントに関する理論や専門的手法を学び,理論と省察とを往還することによって実践力を深め,現代的な心理教育的課題を解決するための判断力を養う。
【具体的な到達目標】
1.子どもの心理的(情緒的)問題の“見かた”について基本的な姿勢を学ぶ。
2.心理アセスメントに関する理論や専門的手法について学ぶ。
3.理論と省察とを往還することによって実践力を深め,現代的な心理教育的課題を解決するための判断力を養う。
【授業の内容】
1.イントロダクション
2.子どもを理解するということ(ものの見方の枠組み)
3.心理アセスメントの枠組み
4.心理アセスメントとパーソナリティ理論①
5.心理アセスメントとパーソナリティ理論②
6.心理アセスメントと発達論①
7.心理アセスメントと発達論②
8.心理アセスメントと関係論
9.心理アセスメントの方法①(質問紙法)
10.心理アセスメントの方法②(投影法)
11.心理アセスメントの方法③(グループ箱庭)
12.心理アセスメントの方法④(箱庭概説,事例)
13.事例検討①
14.事例検討②
15.まとめ
16.最終レポート(提出)
【時間外学習】
講義中に参考文献を提示する。
事例検討では,不登校等の対応事例(自験例)を発表してもらい,それをもとに討議を行うことがある。
【教科書】
適宜,資料を配布する。
【参考書】
武内珠美・渡辺亘・佐藤晋治・溝口剛(編) 2011 教育臨床の実際 ナカニシヤ出版
一丸藤太郎・菅野信夫(編著) 2002 学校教育相談 ミネルヴァ書房
下山晴彦(編) 2003 よくわかる臨床心理学 ミネルヴァ書房
【成績評価方法及び評価の割合】
授業への取り組みおよびライティング50%,最終レポート50%
【注意事項】
無し。
【備 考】
無し。