授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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美術科教育特論Ⅱ Special Seminar in Art EducationII | 選択 | 2 | 1 | 藤井康子 内線:7595 e-mail:fujii-yasuko@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 現在,美術一般及び美術教育において使用される美術の主要な概念用語の多くは明治期以降に成立したものであり,「日本美術史」もまた近代の所産である。本講義では近代芸術概念の成立の経緯と現在に至る変遷について取り上げ,日本の美術概念及び美術教育概念についての専門的知識を身に付けることで高度な研究能力を養成する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 ・日本の美術及び美術教育の成立経緯を理解し,美術の主要な概念用語に関する専門 的知識を獲得する。 ・日本の近代美術と現代の美術とを比較検討し,芸術活動が社会で果たす役割と意味 についての課題を解決する。 | ||||||
【授業の内容】 1.オリエンテーション:美術の言語と言説 2.「近代日本美術」とはなにか 3.美術の文法:方法論 4.「絵画」について 5.「彫刻」について 6.「工芸」について 7.ジャンルの形成-「日本」をめぐる論争 8.様々なジャンル用語について① 9.様々なジャンル用語について② 10.様々なジャンル用語について③ 11.美術の環境-階層,行政,団体,コレクション 12.美術行政について 13.美術団体について 14.コレクションの役割について 15.「日本美術史」の創出 【学生がより深く学ぶための工夫】 発表に必要な知識については、各自が教科書等を使って事前に習得しておく。教室ではその知識を基にした討論に時間を充てる。 | ||||||
【時間外学習】 日本美術史及び美術教育史の文献を読み、その流れを理解しておくこと。 | ||||||
【教科書】 ・佐藤道信『日本美術誕生』、講談社、2002年、第5版。 | ||||||
【参考書】 ・金子一夫著『近代日本美術教育の研究-明治・大正時代』、中央公論美術出版、平成 4年。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 発表50%、期末時のレポート50%で総合的に判断する。 | ||||||
【注意事項】 本講義は、学生による発表形式で行う。発表の際は、パワーポイントやレジュメ等の発表資料を必ず作成すること。 | ||||||
【備 考】 なし。 |