授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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哲学特論Ⅰ Special Seminar on PhilosophyI | 選択 | 2 | 1,2 | 黒 川 勲 内線:7525 e-mail:kurokawa-isao@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 本授業は,高度な研究能力と教育的指導力を専門的・系統的に習得することを目的とします。本授業では,近現代の西洋哲学の著作を批判的に検討することを通して、哲学の根本問題である「自由」を倫理学及び宗教の領域を考慮に入れながら考察することで専門的知識とともに高度な研究能力・教育的指導力を養成します。本年度は生命倫理学のクローンをはじめとした諸課題を検討します。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1 哲学の根本問題である「自由」に関して専門的知識を習得する。 2 授業や文献・資料の内容について重要事項や問題点を取り出し,複眼的に思考して論理的に討議し表現できる高度な研究能力・教育的指導力を習得する。 | ||||||
【授業の内容】 【学生がより深く学ぶための工夫】 本授業は基礎資料を基にした学生による発表と議論を中心に進めます。また議論の際,教員が一方的に話すだけにならないように、学生に意見を述べてもらう場面を頻繁に設ける。 1近現代の西洋哲学における「自由」概念 2 近現代の西洋哲学における「人格」概念 3 生命倫理学の諸課題 4 クローン技術の形態 5 クローン技術のもつ倫理的問題 6 クローン技術に関するドイツ及び国際委員会の声明 7 優生学とは何か 8 優生学の起源 9 優生学とナチズム 10 福祉国家と優生学 11 家庭医と優生学 12 優生保護法という名の断種法 13 自己決定権 14 自己決定の条件 15 自己決定の限界 | ||||||
【時間外学習】 この授業は基礎資料を基にした学生の発表と議論を中心に進めます。報告の準備に際して関連分野を視野に入れて,学習してください。 | ||||||
【教科書】 テキストはいくつかの候補書から受講生の関心を考慮して決定します。 | ||||||
【参考書】 学習指導要領。また授業中に適宜示します。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 この授業は基礎資料を基にした学生の発表と議論を中心に進めます。発表資料の作成(50%)、議論への参加状況(50%)を総合して評価します。 | ||||||
【注意事項】 なし | ||||||
【備 考】 なし |