既存の資料にたよるのではなく，自らの力で新たな教材を作成することは，社会科教員にとって重要な能力である。地理情報システムをはじめとして，人文地理学に関わる基礎的な技術を身につけ，学校教育における応用の可能性を探る。写真や地形図の持つ意味，旧版地形図の利用可能性を知るとともに，EXCELや地図作製ソフトなど，パソコンの積極的な利用を図る。

1　風景写真から地理情報を読み取る力
2　地図を適切に利用する力
3　統計資料を適切に加工し，表現する力

1　人文地理学と地理情報
2　地理情報の種類
3　地理情報のための図書館利用
4　地図の種類と利用
5　旧版地形図の入手
6　　　〃　　　　の利用
7　インターネットによる情報の入手と利用　１
8　　　　　　　　　　　〃　　　　　　　　　　　　　　　　2
9　統計資料の入手
10　　　〃　　 の加工
11　ＧＩＳソフトの種類と入手
12　　　　〃　　　　の操作　１
13　　　　〃　　　　の操作　２
14　　　　〃　　　　の利用
15　地理情報利用の将来

適宜，課題を課すので，期限内に提出する。また，習得した技能を学校現場の授業や日常生活で利用できるよう心がける。

なし

適宜紹介する。

出席および授業への参加状況，課題の提出によって評価する。

受講にあたって高校および大学における地理（地理学）の履修の有無は問わない。