授 業 科 目必修・
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国語科教育実践研究Ⅱ
The Research and Development of the Japanese Language Teaching II
必修21  花坂歩
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【授業のねらい】
 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕を効果的に指導できる教員になるために、伝統的な言語文化等を題材とした教材及びその指導法を研究するとともに、自らの感受性、表現力の鍛錬を行う。
【具体的な到達目標】
1 小中高の学習指導要領に見られる伝統的な言語文化等に関する指導の系統性について理解する。
2 伝統的な事物を豊かに味わい、その特質を的確に表現する(話す・書く)ことができる。
3 伝統的な言語文化等に関わる授業を、関心・意欲・態度の向上という観点から構想できる。
【授業の内容】
Ⅰ 学習指導要領の理解と応用(基礎)
 1 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕について
 2 伝統的な事象を学習材に「読むこと」を現象させるための授業実践研究
 3 伝統的な事象を学習材に「書くこと」を現象させるための授業実践研究
Ⅱ 言語文化を享受できる言語主体を目指して
 4 身体論から読み取る身体と言語の関わり
 5 認識論から読み取る身体と言語の関わり
 6 感応と表出の訓練①
 7 感応と表出の訓練②
Ⅲ 学習指導要領の理解と応用(発展)
 8 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕について(再考)
 9 小中高の学習指導要領に見られる系統性の検討①
 10 小中高の学習指導要領に見られる系統性の検討②
 11 小中高の学習指導要領に見られる系統性の検討③
Ⅳ 伝統的な言語文化の継承を先導できる教師となるために
 12 指導事例集の批判的検討と改善①
 13 指導事例集の批判的検討と改善②
 14 指導事例集の批判的検討と改善③
 15 指導事例集の批判的検討と改善④
【学生がより深く学ぶための工夫】
模擬授業や話し合い、各回の終わりに300字の小考を課し、主体的な学びとなるようにする。
【時間外学習】
各領域の論文を収集し、読んでおく。
【教科書】
『学習指導要領解説【国語】』(小・中・高)(文部科学省)、『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料』(国語、小・中・高)、『言語活動の充実に関する指導事例集』(小・中・高)
【参考書】
適宜示す
【成績評価方法及び評価の割合】
講義中のディスカッション(20%)、中間レポート(10%×4回)、最終レポート(40%)
【注意事項】
なし
【備 考】
地域の国語教育を先導していくリーダーとなれるよう、体系的な知識の習得と模範を示せる技術を実践的に学んでいく授業です。