授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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国語科教育特論Ⅲ Special Seminar of the Japanese Language Classroom III | 選択 | 2 | 2 | 花坂歩 内線: e-mail: | ||
【授業のねらい】 国語教育において、読者論の影響は看過できない。その後、形を変えながら、個に応じた指導が追究されてきているが、ここで原点に立ち戻り考察しなおすことで、現代の「読むこと」の授業の課題を自分なりに検討できるようにする。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1 読者論流行期の成果と課題を説明できる。 2 読者論流行期の成果と課題を踏まえ、現代の「読むこと」の授業をよりよく構想できる。 3 英語文献を訳出し、その概要を日本語で説明できる。 | ||||||
【授業の内容】 Ⅰ ”The Act of Reading”(『行為としての読書』)の読み解き 1 PARTIAL ART-TOTAL INTERPRETATION 2 THE RUDIMENTS OF A THEORY OF AESTHETIC RESPONSE 3 THE REPERTOIRE 4 STRATEGIES 5 GRASPING A TEXT 6 PASSIVE SYNTHESES IN THE READING PROCESS 7 ASYMMETRY BETWEEN TEXT AND READER 8 HOW ACTS OF CONSTITUTION ARE STIMULATED Ⅱ 読者論導入期の検討 9 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校低学年編】」考① 10 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校低学年編】」考② 11 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校中学年編】」考① 12 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校中学年編】」考② 13 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校高学年編】」考① 14 「「読者論」に立つ読みの指導【小学校高学年編】」考② 15 総括と展望 【学生がより深く学ぶための工夫】 模擬授業や話し合い、各回の終わりに300字の小考を課し、主体的な学びとなるようにする。 | ||||||
【時間外学習】 各領域の論文を収集し、読んでおく。 | ||||||
【教科書】 『The act of reading』(Iser,Johns Hopkins University Press、1978)、『「読者論」に立つ読みの指導【小学校低学年編】』(田近洵一他編、東洋館出版社、1995)、『「読者論」に立つ読みの指導【小学校中学年編】』(田近洵一他編、東洋館出版社、1995)、『「読者論」に立つ読みの指導【小学校高学年編】』(田近洵一他編、東洋館出版社、1995) | ||||||
【参考書】 『行為としての読書』(イーザー、岩波書店、1982) | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 発表資料(30%)、プレゼンテーション(30%)、講義中のディスカッション(20%)、最終レポート(20%) | ||||||
【注意事項】 英語で書かれた文献を訳し、その概要をパワーポイントを使って、日本語で紹介してもらいます。 | ||||||
【備 考】 なし |