授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
臨床心理学特論Ⅱ
Special Seminar (II) on Clinical Psychology
選択21,2  武 内 珠 美
内線:7611
e-mail:ttakeuti@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
臨床心理学的な問題(不登校、心身症、神経症、発達障害、人格障害、精神病圏の問題など)に関して、具体的な事例とそれに関連する理論について、文献を精読して学ぶ。そして、実際の心理的援助・心理的治療のかかわりに必要な臨床心理学の視点・理論と実践的な力を養う。
今年度は、人生早期の精神発達と精神病理について、理論家がどのように理論を構築してきたのかを理解しながら、味わい学ぶ。
【具体的な到達目標】
1.? さまざまな問題を理解する視点と、心理学的な支援・関わり方の背景としての理論について学ぶ。
2.? そのような理論が導き出されたプロセスについて、理論家の成育歴や人生・臨床家としての活動や歩みなどを加味しながら、理解を深める。
【授業の内容】
1 オリエンテーション
2 Bowlbyの理論
3 Bowlbyの理論をつかった事例理解
4 Mahlerの理論
5 Mahlerの理論をつかった事例理解
6 Kleinの理論
7 Kleinの理論をつかった事例理解
8 Winnicottの理論
9 Winnicottの理論をつかった事例理解
10 Kernbergの理論
11 Kernbergの理論をつかった事例理解
12 Mastersonの理論
13 Mastersonの理論をつかった事例理解
14 Kohutの理論
15 Kohutの理論をつかった事例理解
16 レポート提出
【時間外学習】
次の時間に学習する内容や資料について、あらかじめ精読してくる。
関心を持つことができた理論について、著書を直接読む。
理論を用いて理解や考察している事例論文を探し、熟読する。
【教科書】
各理論家の著書、翻訳書、その理論を用いた事例論文など。
自ら探してきたもの。
【参考書】
特論の中で適宜、指示する。
【成績評価方法及び評価の割合】
毎回の学習態度、発表内容、討議への参加、途中のレポート、最終レポートを総合して評価する。
【注意事項】
なし
【備 考】
本科目は、臨床心理士受験資格取得に関する必修科目である。臨床心理士受験資格取得のための必修科目については、別に配布する資料に基づいて履修すること。