乳幼児の発達に関する最近の研究に基づいて，各自が決めたテーマで個人研究発表をすることを通じ，より高度な研究能力を養成する。

１．？ 最近の発達理論に基づき，調査・研究する方法に関する専門的知識を獲得する。
２．？ 調査・研究に基づいて，乳幼児を取り巻く現代的な問題の改善及び発展について考察し，より実践に即した発達論的視点を身につける。

1オリエンテーション
2　各自のテーマに基づいた報告と討論①ー例：幼児の社会的コンピテンス
3　各自のテーマに基づいた報告と討論②ー例：社会的スキル訓練について
4　各自のテーマに基づいた報告と討論③ー例：子育てにおける充実感気分
5　各自のテーマに基づいた報告と討論④ー例：子育てストレス
6　各自のテーマに基づいた報告と討論⑤ー例：早期教育
7　各自のテーマに基づいた報告と討論⑥ー例：いざこざの発生と解決過程
8　各自のテーマに基づいた報告と討論⑦ー例：質的研究について
9　調査計画の立案①ー例：幼児における社会的能力の検討
10　調査計画の立案②ー例：子育てストレスの検討
11　調査計画の再構成
12　調査報告①ー例：幼児における社会的能力の検討
13　調査報告②ー例：子育てストレスの検討
14　 調査の総括
15　乳幼児の発達に関する今後の課題
【学生がより深く学ぶための工夫】
個人発表に加え，最近の発達理論に基づいた質問への応答，ならびに現代的な課題に対する討論を通じ，より実践に即した発達的視点を養成する。

乳幼児の発達に関する情報（新聞，雑誌，専門書など）に日常的に接し，アップデートな問題に対する自分なりの考えをまとめておく。

Ｓ・Ｒ・アッシャー、Ｊ・Ｄ・クーイ　編著『子どもと仲間の心理学』
Ａ・ゴプニック　著『哲学する赤ちゃん』亜紀書房，他

心理科学研究会　編『児童心理学試論（改訂新版）』三和書房
心理科学研究会　編『育ち合う乳幼児心理学』有斐閣コンパクト

毎回の個人研究発表(60%)と最終レポート(40％)で総合的に判断する。
毎回の個人研究発表の際に，最近の発達理論に基づいた質問をし，それらのやりとりを通して，より実践的な発達的観点を養成する。

特になし。

特になし。