授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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幼児心理学特論 Special Seminar of Child Development Psychology | 選択 | 2 | 1,2 | 田 中 洋 内線:7557 e-mail:htanaka@cc.oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 認知や情動、自己意識などの諸領域の発達に関する様々な理論を学ぶとともに、高度な実践等の分析を通じて,乳幼児を取り巻く現代的な問題について討論することを通じて、彼らの発達に関するより高度な理解的視点を養成することを目的とする。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.? 認知や情動、自己意識などの諸領域の発達に関する理論を学ぶ。 2. 高度な実践等に触れ、その分析を通じて現代的な子どもの発達に関す る理論的観点を身につける。 | ||||||
【授業の内容】 1オリエンテーション 2 乳幼児心理学研究の動向 3 乳幼児期における思考の特徴 4 理性的思考と運動的知能の関係 5 外的なものと内的なものの関係をめぐる問題 6 精神発達の規定因 7 運動水準と心的水準の関係 8 乳幼児期の発達におけるモジュール性について 9 領域固有な過程としての言語獲得 10 物理的世界の理解 11 乳幼児における「心の理論」 12 領域固有性とピアジェ理論 13 表象書き換え(RR)モデルについて 14 RRモデルとコネクショニズム 15 今後の乳幼児心理学研究の展望 【学生がより深く学ぶための工夫】 毎回の個人発表と質疑応答に加え,子どもに関わる様々な現代的課題について質問し,それに対するやりとりを通じて,より高度な理論的観点を養成する。 | ||||||
【時間外学習】 乳幼児の発達に関する情報(新聞、雑誌、専門書など)に日常的に接し,自分なりの考えをまとめておく。 | ||||||
【教科書】 A・カミロフースミス著『人間発達の認知科学』ミネルヴァ書房、他。 | ||||||
【参考書】 心理科学研究会 編『児童心理学試論(改訂新版)』三和書房 心理科学研究会 編『育ち合う乳幼児心理学』有斐閣コンパクト 秦野悦子・山崎晃 編『保育の中での臨床発達支援』ミネルヴァ書房 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 毎回の個人発表(40%)と最終レポート(60%)で総合的に判断する。 毎回の個人発表の際の質疑応答に加え,子どもの発達や彼らのまわりの環境について,アップデートな問題を取りあげ,それらについて討論する。 | ||||||
【注意事項】 特になし。 | ||||||
【備 考】 特になし。 |