授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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教育哲学特論 Special Seminar in Philosophy of Education | 選択 | 2 | 1,2 | 鈴木 篤 内線:7539 e-mail:atsuzuki@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 本授業において受講者は、教育哲学の理論に関する基礎的な知識を習得する。また、教育哲学的な視点に基づき、現代的教育課題を解決するための判断力と問題解決能力を育成する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 ①教育哲学の理論に関する基礎的知識を習得する。 ②専門的知識に基づき、教育哲学的な視点から現代的教育課題を解決するための方法を考える。 ③理論と省察の往還を繰り返すことで、判断力と問題解決能力を育成する。 | ||||||
【授業の内容】 1.導入 2.教えるとは何か 3.カントの教育論 4.デューイの教育論 5.教える‐学ぶ関係の虚構性 6.構築主義的学習観1 7.構築主義的学習観2 8.集団主義教育の問題点1 9.集団主義教育の問題点2 10.現代教育の再考1 11.現代教育の再考2 12.リバタリアニズムと教育1 13.リバタリアニズムと教育2 14.教育の効用1 15.教育の効用2 授業にあたっては事前に指示した文献(論文)を熟読してくることを前提とし(=理論の学習)、授業においては教育場面を想定した具体的な事例を題材として、主として受講者間、受講者-教員間での議論によって各自の思考を深化させる(=理論に基づく省察)。 | ||||||
【時間外学習】 毎週、指示された文献(論文)を熟読し、内容を自分なりにまとめてくること。(読書レポートの作成・提出を指示する場合もある)。 発表を伴う回においては、担当者は人数分のレジュメを準備すること。 | ||||||
【教科書】 ・石田衣良(2010年)『5年3組リョウタ組』角川書店。 ・稲垣佳世子、波多野誼余夫(1989年)『人はいかに学ぶか:日常的認知の世界』中央公論社。 ・原武史(2010年)『滝山コミューン一九七四』講談社。 ・藤原和博(2007年)『新しい道徳』筑摩書房。 ・岩本茂樹(2010年)『先生のホンネ 評価、生活・受験指導』光文社。 ・森村進(2001年)『自由はどこまで可能か』講談社。 ・荒井一博(2007年)『学歴社会の法則』光文社。 受講者の数に応じて、可能な限り、これらの図書は貸し出しを行う。また、論文等はコピーを配布する。 | ||||||
【参考書】 必要に応じて適宜、指示する。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 ・指示された課題への取り組み・準備(50%) ・授業中の発言(50%) ・授業時の討議に積極的に参加しない者については減点を行う(0%〜-50%) ・受講態度(出席状況を含む)の好ましくない者については大幅な減点を行う(0%〜-100%) | ||||||
【注意事項】 受講生の状況に応じて、授業内容を変更することがある。 | ||||||
【備 考】 ①他者の発言に対しては、その肯定・否定のいずれであっても、他者の人格に対してではなく、意見内容に対して応答を行うこと。 ②他者の発言に対する否定的見解を述べる際は、まず他者の見解が持つ長所や可能性について言及し、その上で不足している点を指摘すること。 ③常識にとらわれない挑戦的な発言に対しては、当該発言が議論を促進するものである限り、高く評価し、敬意を払うこと。 |