授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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精神保健福祉援助実習 Psychiatric Social Work Practicum Psychiatric Social Work Practicum | 選択 | 6 | 3,4 | 川村岳人、橋本美枝子 内線:7604 e-mail:hmieko@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 精神保健福祉援助実習を通して、精神保健福祉援助並びに障害者等の相談援助に係る専門的知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術等を体得する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 ・精神保健福祉援助実習を通して、精神障害者のおかれている現状を理解し、その生活実態や生活上の課題について把握し、他者に説明することができる。 ・精神保健福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応することができるようになる。 ・総合的かつ包括的な地域生活支援と関連分野の専門職との連携のあり方や具体的内容を実践的に理解し、他者に説明することができる。 | ||||||
【授業の内容】 配属実習は、地域の障害福祉サービス事業を行う施設等と精神科病院等の医療機関の両方で行う。 ・精神科病院等の医療機関:12日間(96時間) ・地域の障害福祉サービス事業を行う施設等における障害者を対象とした相談援助:15日間(120時間) ただし、社会福祉士の「相談援助実習」の単位取得者は7日間(56時間) ①精神科医療機関における実習 患者への個別支援とともに、次に掲げる事項を経験し、実習先の実習指導者による指導を受けること。 ア入院時又は急性期の患者及びその家族への相談援助 イ退院又は地域移行・地域支援に向けた、患者及びその家族への相談援助 ウ外来で治療中の患者及びその家族への相談援助 エ日常生活や社会生活上の問題に関する、患者及びその家族への相談援助 オ地域の精神科病院や関係機関との連携を通じた援助 ②地域の障害福祉サービス事業を行う施設等および精神科病院等の医療機関における実習 次に掲げる事項をできる限り経験し、実習先の実習指導者による指導を受けるものとする。 ア利用者やその関係者、施設・機関・事業者・団体住民やボランティア等との円滑な人間関係の形成 イ利用者理解とその需要の把握及び支援計画の作成 ウ利用者やその関係者(家族・親族・友人等)との支援関係の形成 エ利用者やその関係者(家族・親族・友人等)への権利擁護・支援(エンパワーメントを含む)と評価 オ精神医療・保健・福祉に係る多職種連携をはじめとする支援におけるチームアプローチの実際 カ精神保健福祉士としての職業倫理と法的義務への理解 キ施設・機関・事業者・団体等の職員の就業規定への理解と組織の一員としての役割と責任への理解 ク施設・機関・事業者・団体等の経営やサービスの管理運営の実際 ケ当該実習先が地域社会の中の施設・機関・事業者・団体等であることへの理解と具体的な地域社会への働きかけとしてのアウトリーチ、ネットワーキング、社会資源の活用・調整・開発に関する理解 【学生がより深く学ぶための工夫】 実習での学びを深めるために、実習指導者に積極的に質問や相談をすることは重要である。そのためには、実習中に自分はなぜこれを行っているのか、その意義を意識するとともに、実習時間外での振り返りや学習などが不可欠である。 | ||||||
【時間外学習】 日々の実習日誌の記述を通した実習の振り返りを踏まえて、次回の目標設定や、知識の確認、資料収集、事例の整理など、実習時間外の学習が求められる。 | ||||||
【教科書】 なし | ||||||
【参考書】 『精神保健福祉援助実習指導・実習』 中央法規 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 実習指導者評価30%、課題レポート70% | ||||||
【注意事項】 1.精神保健福祉士国家試験の受験資格を得るためには、単位取得が必須要件である。 2.本科目は、精神保健福祉援助実習指導と併せて履修すること。 | ||||||
【備 考】 コース所定の条件を満たすことを履修の条件とする。 (3年前期までの社会福祉士国家試験指定科目・精神保健福祉士国家試験指定科目の単位取得状況、志望理由書、面接) |