本講義は、小学校教員志望者を対象として、地域のニーズに対応できる自立した教師になるために、必要な能力や態度を身につけていくことをねらいとしている。特に、大学の授業の活用法、教員採用試験の対策、新任の教師として働くための準備、中堅・ベテランとして働いていくための姿勢について取り扱う。

１．教師としてのキャリアを通して果たすべき自らの役割を理解し、取り組む姿勢を持つことが出来る。
２．教員採用試験で問われている課題を知り、試験に向けて必要な学習に取り組むことが出来る。
３．教師として必要な知識・技能を知り、計画を立てて、模擬授業・場面指導することが出来る。

１．オリエンテーション
２．理想の教師像・授業像の具体化について
３．子ども像の具体化について
４．模擬授業計画（国語）
５．模擬授業実践（国語）
６．共感することについて
７．模擬授業計画（算数）
８．模擬授業実践（算数）
９．身近な生活における学習について
１０．模擬授業計画（社会）
１１．模擬授業実践（社会）
１２．状況に埋め込まれた学習について
１３．模擬授業計画（理科）
１４．模擬授業実践（理科）
１５．省察的実践について

模擬授業の計画・実践の際には、事前に各教科の指導要領解説及び該当する学年の教科書を読んでおくことが必要である。

「小学校学習指導要領解説　国語編」
「小学校学習指導要領解説　算数編」
「小学校学習指導要領解説　社会編」
「小学校学習指導要領解説　理科編」

　小学校国語・算数・社会・理科の教科書

中間レポート（30％）、模擬授業指導案（30％）最終レポート(40％)

模擬授業計画と実践で対象とする校種は、小学校とする。

なし