授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
統計学Ⅰ
必修22  原 恭彦
内線:7870
e-mail:hara@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
統計科学は科学技術の基盤をなすものであり,数学分野の体系に支えられたデータの収集,分析,モデル化などのために,データサイエンス基礎Iで習得した事象と確率,確率変数と確率分布,基本確率分布について復習し,発展的な内容を加えて講義する。さらに,統計的推測法の前提となる母集団と標本,標本分布に触れた上で,推定,検定,回帰分析などの統計的推測法について講義する。
【具体的な到達目標】
母集団と標本,標本分布についての知識及び推定,検定,回帰分析などの統計的推測法を習得する。
【授業の内容】
【授業計画及び授業方法】
第1回:事象と確率
第2回:確率変数と確率分布,離散型確率変数とその分布
第3回:連続型確率変数とその分布
第4回:多次元確率変数とその分布
第5回:基本確率分布,一次元離散分布
第6回:一次元連続分布,多次元分布
第7回:母集団と標本
第8回:標本分布
第9回:推定と推定量,点推定
第10回:区間推定,母集団の母平均の信頼区間
第11回:母集団の母分散の信頼区間
第12回:統計的仮説検定,母集団の母平均の検定
第13回:母集団の母分散の検定
第14回:線形回帰モデルと回帰直線
第15回:母回帰係数の推定と検定
定期試験
【学生がより深く学ぶための工夫】
 毎回連絡カードを用いて,授業内容についての小テストを行う。課題を出題することがある。その場合は,自主的に課題に取り組み,レポートを提出すること。課題の解答例などの解説は,次の授業で行う。授業について質問があれば,連絡カードに記入してよい。質問に対する回答は,次の授業で行う。補足にMoodle(https://glms.cc.oita-u.ac.jp/)を用いることがある。
【時間外学習】
事前に教科書の予習を行うこと。授業の後は,その内容を復習すること。自主的に課題に取り組み,レポートを提出すること。
【教科書】
宿久・村上・原「確率と統計の基礎I[増補改訂版]」ミネルヴァ書房
【参考書】
宿久・村上・原「確率と統計の基礎II」ミネルヴァ書房
【成績評価方法及び評価の割合】
小テスト15%と期末試験85%により総合的に評価する。
【注意事項】
A4サイズのレポート用紙を持参すること。また,ルート(平方根)キーがある電卓を持参すること。期末試験の際にも,前述のような電卓を持参すること。ただし,スマートフォンや携帯電話などを電卓の代わりに使用することは認められない。
【備 考】
JABEE「知能情報コース」学習・教育到達目標(A1),(d3)関連科目