授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
教育課程・方法論
Curriculum and Educational Method
必修22  伊藤 安浩
内線:7636
e-mail:yasuhiro-ito@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
学校教育の内容と順序の基本的枠組みである「教育課程」(カリキュラム)の意義と類型について理解する。また、授業に関する現代の諸理論を、学びの模倣的様式と変容的様式という2つの視点から理解する。
【具体的な到達目標】
1.各学校が主体的に編成する教育課程(カリキュラム)と学習指導要領の関係について説明できる。
2.教育課程(カリキュラム)のいくつかの類型について、学びの模倣的様式と変容的様式という2つの異なった視点から、その内容を整理し説明できる。
3.現代のいくつかの授業理論について、学びの模倣的様式と変容的様式という2つの異なった視点から、その内容を整理し説明できる。
【授業の内容】
1.教育課程の定義とその編成
2.教育課程と学習指導要領
3.顕在的カリキュラムと潜在的(隠れた)カリキュラム
4.学びの2つの様式~模倣的様式と変容的様式~、模擬授業
5.教材中心教育課程(教科カリキュラム)
6.学問中心教育課程(discipline-centered curriculum)
7.学習者中心教育課程(経験カリキュラム)
8.社会中心教育課程
9.直接教授の理論と間接教授の理論
10.系統学習、プログラム学習(programmed learning)
11.完全習得学習(mastery learning)
12.問題解決学習、オープン学習
13「総合的な学習」(総合学習)
14.学習指導と評価~集団準拠評価・目標準拠評価・個人内評価~
15.学習指導と評価~自己評価・相互評価・他者評価~
16.期末試験
【時間外学習】
いまわが国の教育の仕組みや在り方は大きく変化しつつある。常に新しい教育の動向を捉えるために、教育に関連するテレビ番組の視聴や、教育関連の新聞記事(ウェブ記事を含む)をよく読むことを強く勧める。
【教科書】
特に指定しないが、講義初日に、講義予定表とともに文献リストを配付する。
【参考書】
学習指導要領(平成20年3月告示)(自分が免許状取得予定の校種・教科等に関するものを購入しておくこと)
【成績評価方法及び評価の割合】
試験90%、小テスト10%
【注意事項】
講義後にノートを読み直すなどして、各回の講義内容を着実に理解していくこと。よく理解できないところがある場合には、ためらわずに質問すること。個別的な質問にはオフィスアワーでも対応するが、講義終了後の教室での質問を歓迎する。
【備 考】
なし