授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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国語学特講 | 選択 | 2 | 3 | 荻野 千砂子 内線:7536 e-mail: | ||
【授業のねらい】 授受動詞に関する研究を行う。日本語の授受動詞には、「やる、くれる、もらう」の3語があり、世界の言語の中でも特異である。通常は2語であることが多い(例えば英語ではgiveとreceiveの2語)。一方、古代語には3語ではなく2語の枠組みである。現代語では、なぜ3語体系になったかを検証する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 (1)日本語の特徴を探し出し、他の言語と比べて、どのような構造が異なるのかを理解する。 (2)先行論文を読み、論の立て方や問題解決の方法を学び、最終のレポートにおいて自分で実践する。 | ||||||
【授業の内容】 1 現代語のヤル、クレル、モラウ 2 日本各地の方言分布 3 古代語の授受動詞 4 先行論文 5 補助動詞用法 6 敬語形について(クダサル、イタダク) 7 クダサルについて 8 イタダクについて 9 南琉球八重山地方の授受動詞 10 音声記号を学ぶ 11 方言文法 12 南琉球八重山地方のタボールン 13 古代語「給わる」との関係 14 琉球方言での文法体系 15 受身と謙譲 | ||||||
【時間外学習】 レポートを書くために先行論文を探し、自分でテーマを考え調べること | ||||||
【教科書】 高等学校学習指導要領 国語 講義中にプリントを配布する | ||||||
【参考書】 講義中に適宜指示する | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 講義中の意見交換20% 期末レポート80% | ||||||
【注意事項】 なし | ||||||
【備 考】 なし |