授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
自閉症児の心理と指導法
選択22  衛藤 裕司
内線:7537
e-mail:eto@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
特別支援学校に多く在籍する「知的障害のある自閉症の子ども達」の指導法について演習を行う。自閉症のある子ども達のことばの障害の知識を深めた上で,教育・療育のための具体的な教授技術について学ぶ。応用行動分析学・発達心理学・認知心理学の知見を生かし,実践的な演習を行う。
【具体的な到達目標】
1.自閉症のある子どもの障害を特徴だけでなく様々な観点から「段階的」に説明できる。
2.自閉症のある子どもの反応を分析できる。
3.自閉症のある子どもへ教授技術を使用できる。
【授業の内容】
第1回:知的障害のある自閉症のことばに関する病理(現在までの知見)
第2回:自閉症(Low Function)のある子どもの行動特徴
第3回:自閉症(High Function)のある子どもの行動特徴
第4回:自閉症(Low Function)のある子どもの言語特徴
第5回:自閉症(High Function)のある子どもの言語特徴
第6回:自閉症のある子どもの言語使用-行動調整・学習
第7回:自閉症のある子どもの言語使用-情報伝達
第8回:自閉症(Low Function)のある子どもへの教育技術(使用モード)
第9回:自閉症(Low Function)のある子どもへの教育技術(見本合わせ課題)
第10回:自閉症(Low Function)のある子どもへの教育技術(刺激呈示)
第11回:自閉症(Low Function)のある子どもへの教育技術(モデル提示)
第12回:自閉症(Low Function +High Function)のある子どもへの教育技術(プロンプト&フェイディング)
第13回:自閉症(Low Function +High Function)のある子どもへの教育技術(課題分析)
第14回:自閉症(Low Function +High Function)のある子どもへの教育技術(マニュアル・ガイダンス)
第15回:教授技術の自己分析
定期試験
【時間外学習】
1.事前学習:授業内で取ったデータを手続きとともに整理し,ファイル化しておくこと
2.事後学習:学習した教授技術をまとめ,ファイル化しておくこと。
【教科書】
特になし。学会誌の文献を使用する。
【参考書】
参考書は使用しないが,論文に出てくる専門用語を調べられるようにしておくこと(辞典等)
【成績評価方法及び評価の割合】
1.演習課題における発表 50%
2.レポート 50%
【注意事項】
1.履修条件-特別支援教育コースの学生に限る。
2.前期までの特別支援学校での教育実習を予定通り,終了していることが
  望ましい。
【備 考】
・パワーポイントを使えること。