授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
司法福祉論
Judicial Welfare
選択13年 後期 集中 甲斐祐治 外2名
【授業のねらい】
 近年,障害や貧困など犯罪の社会因子が次第に明らかとなり,これへの対応が重要な課題となっている。関わって,刑務所への社会福祉士の配置や地域生活定着支援センターの創設など,ソーシャルワークの活動領域が広がってきている。本講義では,更生保護を中心に司法福祉分野の理解を深めるとともに,地域定着の実際の事例も活用しながらそこでソーシャルワーカーに必要とされる基本的技術について学ぶ。
【具体的な到達目標】

1 相談援助活動において必要となる更生保護について理解する。
2 更生保護を中心に,刑事司法・少年司法分野で活動する組織,団体及び専門職について理解する。
3 刑事司法・少年司法分野の他機関との連携の在り方について理解する。

【授業の内容】
(全8回)
1.犯罪の社会因子と地域生活定着支援事業について
2.矯正施設における処遇と現状
3.入所者の心理と家族心理を考える①(DVD「手紙」鑑賞)
4.入所者の心理と家族心理を考える①(DVD「手紙」鑑賞)レポート提出
5.更生保護制度、医療観察制度の概要
  保護観察・生活環境調整・仮釈放・更生緊急保護・恩赦・医療観察法
6.更生保護の担い手
  保護観察官・保護司・更生保護施設・民間協力者
7.被疑者・被告人支援、被害者支援
8.地域定着の援助事例
【時間外学習】
「更生保護法」と「医療観察法」,ならびに「地域生活定着促進事業実施要項」について読んでおくこと。
【教科書】
使用しない。
【参考書】
【成績評価方法及び評価の割合】
レポート試験100%
【注意事項】
なし

【備 考】
なし