授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
高齢者福祉論Ⅱ
Gerontology and Social Welfare Ⅱ
選択22  工藤 修一
内線:7947
e-mail:takamine@cc.oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
 理念も含めて高齢者福祉の基礎となる法律は老人福祉法であるが,実際の運用は「介護保険法」が主軸になっている。ここでは高齢者福祉分野に従事する場合に必要な知識や技術,関わる実務(給付管理等)を演習等も行ないながら学ぶ。
【具体的な到達目標】
・介護保険法について詳しく理解する。
・要介護認定について理解する。
・ケアマネジメント(給付管理)について理解する。
・これらを通して社会福祉士としての実践力を涵養する。
【授業の内容】
1 介護保険法概説(a)
(目的・被保険者・保険事故・財源構成など)
2 介護保険法概説(b)
(利用手続き・サービス種類・介護認定審査会・審査
請求など)
3 要介護認定の位置づけ・手続きとロジック
4 要介護認定演習
(ロジックを用いて手作業で一次判定を算定)
5 介護保険でのケアマネジメントの全体像と流れ
6 アセスメントの方法
7 ケアプランの方法
8 事例を活用してのアセスメント・ケアプラン演習
9 介護報酬と給付管理の方法
10 事例を活用しての.給付管理演習
11 各専門職・組織の役割とネットワーキング
12 介護予防の重要性と方法施設サービスの機能と理解
13 地域支援事業の目的と内容
14 地域包括支援センターの機能
15 まとめ
【時間外学習】
新聞などを読み,高齢者福祉や介護保険のトレンドをつかむこと。
【教科書】
使用しない。
【参考書】
【成績評価方法及び評価の割合】
講義時に行う5回のテスト(20%×5回)。
【注意事項】
社会保障論などの講義を活用して「保険とは何か」,また「民間保険と社会保険の相違」について理解しておくこと。
【備 考】
講義中,適宜みなさんの意見を求め,また質問を受け付ける。ただ「聴くだけ」ではなく,能動的な姿勢で臨むこと。