授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
図画工作(小)
Methodology of Elementary,art and craft teaching
選択必修21  藤井康子
内線:7595
e-mail:fujii-yasuko@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
小学校図画工作科における題材の意義や教科の特性について,実際に造形表現を行うことを通して理解する。造形表現の指導を行う上で必要な基本的な知識・技能を習得し,2年次の図画工作科指導法(小)につなげる。
【具体的な到達目標】
・図画工作科の表現及び鑑賞の内容について,確実に理解する。
・題材の意義や使用する技法について製作を通して探究し,基礎的な知識・技能を習得
する。
・ポートフォリオを作成し,自身の活動を振り返りながら教材研究ができる。
【授業の内容】
到達目標①図画工作科の基本領域・絵画制作を経験し、教材開発力を高める
第1回 造形遊び:素材からの発想
第2回 絵で表す①:鉛筆,ペン,クレパス等を使ったコラージュ表現
第3回 絵で表す②:水彩絵具による色相環,色彩遊び
第4回 絵で表す③:水彩絵具で自然物を描く
第5回 絵で表す④:草や花,木等をテーマにした表現
到達目標②図画工作科の必修領域・版画を経験し、授業への応用力を養う。
第6回 版で表す①:紙版画「イメージを形に」(版の作成,刷り)
第7回 版で表す②:木版画「オリジナルカード」(版の作成)
第8回 版で表す③:      〃     (版の作成,刷り)
到達目標③図画工作科の立体で作る領域を経験し、粘土での造形と木材工芸の指導力を養う。
第9回 粘土で表す①「食物の表現」(アイデアスケッチ,紙箱製作)
第10回 粘土で表す②「食物の表現」(色粘土による造形表現)
第11回 粘土で表す③「食物の表現」(色粘土による造形表現)
第12回 木工表現①「木製パズルをつくる」(下図の立案,転写)
第13回 木工表現②   〃  (糸鋸を使った切断,木枠作り)
第14回 木工表現③   〃   (糸鋸を使った切断,木枠作り)
第15回 木工表現④   〃     (パズルピースの着彩)
【学生がより深く学ぶための工夫】
講義の中で,題材毎に提出してもらう学習の振り返りレポートを取り上げ,学生が相互に意見交換や改善案等を指摘し合う時間を設ける。
【時間外学習】
表現活動に関する地域の様々な企画や実践,美術館や博物館における教育普及活動を見ること。配布資料や作品はスケッチブックの画用紙(裏面)に貼付等して保管しておくこと。
【教科書】
授業時に随時資料を配布する。
【参考書】
・文部科学省『小学校学習指導要領解説 図画工作編』平成20年8月。
・小学校図画工作教科書(1・2上 1・2下 3・4上 3・4下 5・6上 5・6下) 日本文教出版
【成績評価方法及び評価の割合】
提出レポート及びワークシート等50%,授業時の課題50%で総合的に判断する。
【注意事項】
スケッチブックF4号程度(画用紙のもの,使用中でも可)と水彩絵具一式(絵の具,絵筆,パレット,水入れ,雑巾)を用意すること。本授業での担当教員は受講登録後に振り分けを行うため,受講者が担当教員を選択することはできない。授業内容は教員の専門によって異なることがある。
【備 考】