授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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保育の指導Ⅰ Guide of early childhood Education and care Ⅰ | 選択必修 | 2 | 1・2 | 永田 誠 内線:7559 e-mail:m-nagata@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 人間が心身ともに健康に生きていくための土台づくりが幼児期である。近年,子どもたちの心身の問題が表面化し,改めて幼児期の教育の重要性が強調されている。幼児期にふさわしい生活の展開,遊びを通した総合的な指導,一人ひとりの発達の特性に応じた指導といった観点が求められる。 本講義では,幼児期の健康課題とその実態から幼児にとっての健康の意味について考え,幼児期の心身の発育発達について理解する。また,保育内容の領域「健康」について,幼児教育者として求められる基礎知識や技能,指導法を学習する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.領域「健康」のねらいと内容について理解を深める 2.幼児期の発育発達と生活習慣の形成について理解する 3.健康教育や安全管理・安全指導のあり方や指導内容・方法を理解する 4.幼児期の健康づくりと運動遊びの計画の作成と具体的な指導・援助ができる | ||||||
【授業の内容】 1.幼児教育・保育の基本的理解 2.子どもの「健康」に関する現状と課題(1) 健康についてのイメージ 3.子どもの「健康」に関する現状と課題(2) 健康の定義 4.領域「健康」のねらいと内容(1) 幼稚園教育要領・保育所保育指針における「健康」の位置づけ 5.領域「健康」のねらいと内容(2) 幼児教育・保育における領域「健康」のねらいと内容 6.領域「健康」のねらいと内容(3) 幼児の生活・健康と基本的生活習慣の確立 7.領域「健康」のねらいと内容(4) 幼児の健康と運動遊びの意義 8.領域「健康」のねらいと内容(5) 幼児の健康と安全指導・安全管理 9.運動遊びの指導法と実践(1) 模擬保育の計画 10.運動遊びの指導法と実践(2) 模擬保育の環境構成と教材研究 11.運動遊びの指導法と実践(3) 模擬保育の実践と検討① 12.運動遊びの指導法と実践(4) 模擬保育の実践と検討② 13.運動遊びの指導法と実践(5) 模擬保育の実践と検討③ 14.運動遊びの指導法と実践(6) 模擬保育のふりかえり 15.幼児期における領域「健康」の意義 【学生がより深く学ぶための工夫】 ・授業内では,学生の主体的な参加を計るため,学生に意見を述べてもらう場面を頻繁に設ける。 ・多様な見方に気づくため,模擬保育に対する受講生間の相互評価を取り入れるとともに,評価を踏まえた自己ならびにグループでのふり返りを重視する。 | ||||||
【時間外学習】 乳幼児に関する発育や健康,運動能力に関する事柄について,文献や新聞等において情報の収集に努める。 模擬保育の準備等については,グループで時間外に行うことがある。 | ||||||
【教科書】 倉持清美編『事例で学ぶ保育内容 領域 健康』萌文書林 | ||||||
【参考書】 ・「幼稚園教育要領」 ・「保育所保育指針」 ・「幼保認定こども園教育・保育要領」 ・「幼児期運動指針」 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 ・課題レポート 50% ・模擬保育と実践に対する省察 40% ・授業・課題への取り組み状況等 10% | ||||||
【注意事項】 本講義は,一部でグループワークや模擬保育といった演習形式にて進めるため,受講生の積極的な授業参画を望む。 | ||||||
【備 考】 履修者の関心ならびに授業の進捗状況によって,講義内容・計画を変更することがある。 授業・課題への取り組み状況などは,成績評価に厳密に反映する。 |