授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
西洋文明論Ⅲ
Study on European Civilization Ⅲ
選択24  池内宣夫
内線:7949
e-mail:ikeuchi@cc.oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
この講義では,言語を軸にヨーロッパの歴史と現在をみる。まず,ヨーロッパの諸言語がどのように分岐・発達したのかを,とりわけ国家の成立との関連においてみる。さらに,ヨーロッパ諸国が抱えている言語問題について考える。
【具体的な到達目標】
・国民国家と言語の関係について理解する
・民族と言語の関係について理解する
・現代ヨーロッパの民族・言語問題の歴史的背景について理解する
【授業の内容】
1. はじめに
2. 言語的ヨーロッパ(1)
3. 言語的ヨーロッパ(2)
4. 印欧語(1)
5. 印欧語(2)
6. ラテン語とロマンス諸語(1)
7. ラテン語とロマンス諸語(2)
8. ロマンス諸語とフランス語
9. ゲルマン諸語とドイツ語
10.ゲルマン諸語と英語
11.スラブ諸語とロシア語
12.現代ヨーロッパの言語問題(1)
13.現代ヨーロッパの言語問題(2)
14.EU時代の国家・地域・言語
15.まとめ
【学生がより深く学ぶための工夫】
西洋における言語と文化に関するテーマについて研究・報告をする。
【時間外学習】
西洋諸国の歴史,文化,経済などに関する情報に関心をもち,書物,新聞,雑誌などから常に入手する努力を怠らないこと。
【教科書】
プリントを配布する
【参考書】
泉井久之助 『ヨーロッパの言語』(岩波新書)
田中克彦『言語と国家』(岩波新書)
H.ヴァルテール『西欧言語の歴史』(藤原書店)
【成績評価方法及び評価の割合】
平常点(授業中の発表):50%, 課題研究:50%
【注意事項】
なし
【備 考】
なし