授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
環境教育
Environmental Education
選択22  三次 徳二
内線:7723
e-mail:tokuji@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
環境教育について関心をもち,実際に環境保全のために行動できるようになることを最終的なねらいとする。
【具体的な到達目標】
1.環境教育について関心を持ち,大分市内で行われる環境に関するイベントなどに,積極的に参加しようとする。
2.これまで実践されてきた環境教育について理解し,その概要を100字程度にまとめて説明できる。。
3.今後の環境教育のあり方について,自らの考えを持ち,1000字程度の文章で論述できる。
【授業の内容】
1.環境教育の目的・目標
2.環境問題と環境教育の変遷(明治・大正期)
3.環境問題と環境教育の変遷(第二次世界大戦前後)
4.環境問題と環境教育の変遷(1960~1970年代を中心にして)
5.環境問題と環境教育の変遷(1980年代以降)
6.学校カリキュラムにおける環境教育の扱い
7.教科「理科」における環境教育とその実践例
8.「総合的な学習の時間」における環境教育の扱い
9.地域における環境教育(大分の例)
10.環境教育の素材
11.企業による環境教育・環境ビジネス
12.環境に関わる仕事
13.環境教育プログラムの基本と実践例
14.環境教育の実践例
15.環境教育の課題
16.試験
【時間外学習】
課題レポートを課す
【教科書】
特に指定しない(必要に応じてプリントを配布する)
【参考書】
授業時間中に紹介する
【成績評価方法及び評価の割合】
試験70% 課題レポート30%
【注意事項】
課題レポート(3回)は、必ず提出すること。環境教育に興味のある学生に受講して欲しい。話し合い活動の時を除き,私語厳禁である。なお,話し合い活動は毎時設定するので,その際は自分の考えを積極的に発言して欲しい。また,話し合い活動の後,100字程度で自分の考えをまとめ提出してもらう。
【備 考】
環境教育(環境学習)は、広い分野にまたがる教育(学習)だが、本講義では自然科学に基盤をおいた環境教育について学んでいく。授業では、まず環境教育の目的・目標について歴史的な経緯を含めて学ぶ。これまでの環境教育は、その時々の環境問題により変容をとげてきたが、後追いの環境教育から先見の環境教育へ今後転換するためには、子供にどのような教育が必要なのか考えていく。また、現在の環境に責任を持つ大人への環境教育についても扱う。