授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
---|---|---|---|---|---|---|
臨床心理学 Clinical Psychology | 選択 | 2 | 2 | 武内珠美 内線:7611 e-mail:ttakeuti@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 こころの問題を持つ人の理解と心理査定の方法、援助や指導・相談の方法、子どもから思春期・青年・成人・老年にいたるまでの様々な心の問題と原因など、臨床心理学の理論と実際について広く概説する。特に、今日では、認知的な問題(発達障害やその傾向)をベースに持つ事例が多くなっているので、認知的な問題や情緒的な問題、また、それらが複合した問題、さらには、メンタルヘルスの問題について言及していく。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.臨床心理学とは何か、また今日の日本社会において臨床心理学の果たす役割や課題について学ぶ。 2.臨床心理学における心理査定・見立の進め方について理解する。 3.子どもから青年・成人・老年までのさまざまなこころの問題について発達段階ごとに理解を深める。 4.自分自身が生きてきた過程を臨床心理学的にふりかえり、臨床心理学的な自分史(自分の物語り)を作る。 | ||||||
【授業の内容】 1. 臨床心理学とは何か 2. 臨床心理学における心理査定 3. 子どもへの援助・心理的治療 4. 大人への援助・心理的治療 5. 乳幼児・児童期のこころの問題(1) 6. 乳幼児・児童期のこころの問題(2) 7. 乳幼児・児童期のこころの問題(3) 8. 乳幼児・児童期のこころの問題(4) 9. 思春期・青年期のこころの問題(1) 10. 思春期・青年期のこころの問題(2) 11. 思春期・青年期のこころの問題(3) 12. 成人期のこころの問題 13. 老年期のこころの問題 14. 末期医療・HIVカウンセリング、子育て支援、被害者支援・高齢者支援など臨床心理学の課題 15. スクールカウンセリング 16.最終レポート(提出) | ||||||
【時間外学習】 自分自身や自分の周りにいた人たちのことを思い浮かべながら、問題理解を進める。 最終的に臨床心理学的な自分史を書く。自己理解を深める。 | ||||||
【教科書】 よくわかる臨床心理学 ミネルヴァ書房 下山ら編著 | ||||||
【参考書】 講義の中で随時、指示する。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 講義の中でのミニレポートと最終レポートによって評価する。 ミニレポート40%、最終レポート60%とする。 | ||||||
【注意事項】 公開講座でもあり、社会人の方の参加もある。 内容によっては、社会人の方も交えたグループでの討議などを取り入れる。 | ||||||
【備 考】 なし |