授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
---|---|---|---|---|---|---|
幼児臨床指導論 Methodology of Infant Teaching | 必修 | 2 | 3 | 田中洋 内線:7557 e-mail:htanaka@cc.oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 幼児臨床指導論では,特別な支援の必要な子どもに対する保育(特別なニーズ保育)の概念,歴史,支援のあり方の基本について理解することをねらいとする。この講義では,実践事例の検討を通じ,特別なニーズ保育のすすめ方を理解するとともに,制度の調査を通じて,特別なニーズ保育の実際と課題について理解を深める。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.「特別なニーズ保育」の概念および歴史について理解する。 2.実践事例の検討を通じ,「特別なニーズ保育」のすすめ方を理解する。 3.「特別なニーズ保育」の制度について調査し,その現状と課題について理解する。 | ||||||
【授業の内容】 1.オリエンテーション-講義の進め方やグループ分け 2.「特別なニーズ保育」とは 3.「特別なニーズ保育」の理論と歴史ー発達保障とは何かー 4.ノーマライゼーションの理念と方法 5.「特別なニーズ保育」に到達点と課題 6.実践に学ぶ1ー軽度障害児,左手全指欠損児 7.実践に学ぶ2ー自閉性障害児,脳性マヒ児 8.実践に学ぶ3ー重度障害児、学習障害 9.実践に学ぶ4ー幼稚園での実践,グループ保育 10.制度に学ぶ1ー高槻市など 11.制度に学ぶ2ー鹿児島市など 12.制度に学ぶ3ー川崎市など 13..制度に学ぶ4ー大津市など 14.グループ発表1ー障害児保育事業実施要綱ほか 15.グループ発表2ー地域療育ネットワークほか 【学生がより深く学ぶための工夫】 特別なニーズ保育の実践事例や制度・ネットワーク等のグループ発表に際し,グループ討議や講義内容を踏まえた質疑応答を実施することを通じて,特別なニーズを持つ子どもの理解や彼らを対象とした保育のすすめ方に関する基本的な知識や考え方について確認する。 | ||||||
【時間外学習】 「特別なニーズ保育」に関する情報や新聞や雑誌等を通じて,普段から収集しておく。特に,身近な自治体における制度上の改革には関心を持つ。 | ||||||
【教科書】 全国保育問題研究協議会 編『障害乳幼児の発達と仲間づくり』新読書社 全国保育問題研究協議会 編『どの子にも豊かな保育を 障害児保育』新読書社 | ||||||
【参考書】 大津の障害児保育研究会他 編『障害児の発達と保育』クリエイツかもがわ 溝上脩編 著『障害者のライフコース』川島書房 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 実践事例のグループ発表(40%),制度・ネットワーク等調査のグループ発表(40%)および小テスト(20%)によって総合評価する。 毎回のグループ発表の際は,グループ討議の内容や講義内容に即した質疑応答を行い,特別なニーズ保育のありかや特別なニーズを持つ子どもの基本的な捉え方ができているかどうか,確認する。 | ||||||
【注意事項】 グループ発表が中心になるので,途中からの受講は原則として認められないい。 | ||||||
【備 考】 特になし。 |