授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
福祉の心理学
Psychology for Well-being
選択23  前田 明
内線:
e-mail:amaeda@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
広義の福祉の実現をめざして、関連する映像を教材にしながら、「共に人間らしく生きる」とは何かというより基本的な問題意識を醸成し、その観点に立って、「福祉」と関わる現代的な問題と「福祉臨床」の実際について考察する。
【具体的な到達目標】
①「福祉社会」の基盤となる『共生的人間関係』の実存的意味について考察を深める。
②「福祉」の実現と関わる個々人の自己実現や「生きがいとは何か」について問題意識を深める。
③上記の理解を前提に、福祉臨床における諸課題(特に児童福祉、高齢者福祉他)の実際と対応について
 学習を深める。
【授業の内容】
1.本講義のねらいと進め方:共生的人間関係(共に生きる)とは。
2.「共に人間らしく生きるとは」(LGBTを例に)
3.「共に人間らしく生きるとは」:映画エレファントマンを観て考える。(1)
4.「共に人間らしく生きるとは」:映画エレファントマンを観て考える。(2)
5.「共に人間らしく生きるとは」:映画エレファントマンを観て考える。
6.「生きがいとは何か」と関係性  : マルティン:ブーバーの「出会いと生きがい」
7.「生きがいとは何か」と自己実現 : マズローの欲求階層説など
8.「生きがいとは何か」と「意味への意志」:フランクル等 
9.老いを生きる(1)
10.老いを生きる(2)
11.子どもの貧困と福祉 子ども虐待を例に
12.子どもの福祉と「消えた子どもたち」
13.「共に生きること」と多様な『価値観』:映画「ああ 野麦峠」を観て学ぶ
14.「共に生きること」と多様な『価値観』:映画「ああ 野麦峠」を観て学ぶ
15.まとめ
16.テスト
【時間外学習】
【教科書】
なし
【参考書】
 小林司「生きがいとは何か」NHKブックス
 十島擁三」「福祉心理臨床学」 ナカニシヤ出版
【成績評価方法及び評価の割合】
定期テスト 50% レポート等、学習に向かう積極的態度50% 
【注意事項】
レポートは締め切り日までに指定場所(学務係など)に提出
【備 考】