授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
表現と環境
Artistic Expression and Environment
選択23  松田 聡
内線:
e-mail:matsat@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
芸術に関する専門的知識を修得するための授業であり、芸術表現と環境との関わりについて、特に音楽の分野を中心として考察を進める。環境音楽の多様なあり方や、環境の中の音の捉え方などについての説明を中心に進め、さらには他分野における芸術表現と環境とのかかわりも概観する。
【具体的な到達目標】
1 芸術表現にとっての環境の意味合いについて理解を深めること。
2 環境音楽の諸相についての知識を身につけること。
3 環境の中の音の捉え方を習得すること。
【授業の内容】
1. 導入
2. 環境とは何か
3. 環境と表現(1):風土と音楽表現
4. 環境と表現(2):コンサート・ホールの外の音楽
5. 環境音楽(1):歴史
6. 同(2):BGMの調査方法
7. 同(3):アンビエント・ミュージック
8. サウンドスケープ(1):基本的概念
9. 同(2):調査方法
10. サウンド・エデュケーション(1):理論
11. 同(2):実践
12. サウンド・アート
13. 美術と環境(1):アースワーク
14. 同(2):屋外彫刻
15. まとめ
16. 発表形式の試験
【学生がより深く学ぶための工夫】
授業時の学生との討論やワークシートへの記入を通じ、教員の説明の趣旨が理解できているのかを確かめる。
【時間外学習】
屋外での調査を課する場合もあるが、具体的には授業時に説明する。
【教科書】
特に用いず、授業時にプリントなどを配布する。
【参考書】
小川博司他編著『波の記譜法』時事通信社、1986年
R.マリー・シェーファー『世界の調律:サウンドスケープとはなにか』平凡社、1986年
【成績評価方法及び評価の割合】
試験(発表形式) 60%、 平常点(授業中の発言・提出物) 40%
【注意事項】
公欠を除く全授業回数の6割以上の出席を、単位取得のための基本条件とする。
【備 考】
授業についての基本的な注意点は初回に説明するので、受講希望の学生は必ず出席すること。