授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
美術鑑賞論
A Way of Art Appreciation
選択21  藤井康子
内線:7595
e-mail:fujii-yasuko@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
美術鑑賞教育の概念と方法について理解し、鑑賞を指導する際の基礎的なスキル(一般的な知識やコミュニケーション力等)を習得する。特に、学校教育における美術鑑賞教育の今日的課題を踏まえ、実際の授業で活用できる教材の開発を行う。
【具体的な到達目標】
・様々な鑑賞の手法について理解し、説明できる。
・学校現場や美術館等で活用できる鑑賞学習教材を考え、作成できる。
・実践や模擬演習後のリフレクションを通して成果と課題をまとめ、教材と手法とを再
 構成できる。
【授業の内容】
第1回 美術鑑賞とは何か/様々な在り方と今日的課題
第2回 鑑賞のプロセスと批判的思考
第3回 美術鑑賞を通した美術館と学校との連携及び課題について
第4回 対話型鑑賞法と実践例(ビデオ)
第5回 対話型鑑賞法の実践
第6回 対話型鑑賞の実践・リフレクション
第7回 アート・ゲームの指導法①(4W1H、オノマトペ、タイトルをつかめ)
第8回 アート・ゲームの指導法②(絵合わせ仲間作り、印象形容) 
第9回 アート・ゲームを使った鑑賞法の検討① 
第10回 アート・ゲームを使った鑑賞法の検討②
第11回 模擬演習と研究討議
第12回 作品記述-歴史1(西洋)
第13回 作品記述-歴史2(日本・東洋)
第14回 作品記述-演習
第15回 授業全体のまとめ
【学生がより深く学ぶための工夫】
毎回、講義の最初に学生が鑑賞ファシリテーターとなって対話型鑑賞を行い、各自のコミュニケーションスキルの向上を図る。
【時間外学習】
日頃から美術館や博物館等における教育普及活動の様々な企画・実践を見るようにすること。資料は適宜ファイルしておくこと。
【教科書】
必要な資料を配布する。
【参考書】
・アメリア・アレナス著、福のり子訳『なぜ、これがアートなの?』、淡交社、2008年。
・文部科学省『小学校学習指導要領解説 図画工作編』平成20年8月。
・文部科学省『中学校学習指導要領解説 美術編』平成20年9月。
【成績評価方法及び評価の割合】
授業時の課題30%,演習時の提出レポート30%,最終時のレポート40%と発言の内容及び積極性で総合的に判断する。
【注意事項】
なし。
【備 考】
なし。