授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
大気海洋科学Ⅰ
Sciences of Atmosphere and Oceans Ⅰ
選択22  西垣 肇
内線:7571
e-mail:gaki@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
気象・海洋分野を扱う。大気・海洋の基本的な現象(観測事実としてなにがわかっているのか)を知る。また,それらの現象がどのように理解されているのか(現象のしくみに関する理論)を学ぶ。疑問点を解決することを通して,知ることや理解することの楽しみと,気象学・海洋物理学の特徴や考えかたを伝えることを目指す。
【具体的な到達目標】
以下のことについて,友人・知人に基本的な説明ができる。
○大気・海洋の基本的な現象とそのしくみ
○「上空の空気はなぜ薄い」などの疑問への答え
【授業の内容】
1. 導入
2. 地球とその大気・海洋
3. 大気の熱力学 (1) 気圧とその鉛直分布
4. 大気の熱力学 (2) 大気の安定性
5. 大気の熱力学 (3) 空気の断熱変化
6. 大気の熱力学 (4) 大気中の水蒸気
7. 潮汐 (1) 成因
8. 潮汐 (2) 予報と地理的分布
9. 沿岸海水の移動と物質輸送
10. 大気における放射 (1) 太陽放射と地球放射
11. 大気における放射 (2) 放射平衡と温室効果
12. 大気における放射 (3) 地球の熱収支と気候
13. 大気の分布と大循環
14. 海水の分布と大循環
15. 気象学・海洋物理学の特徴と考えかた
定期試験
【学生がより深く学ぶための工夫】
各回の冒頭に質問を提示し,受講生に既存の知識や考えを確認してもらう。
【時間外学習】
練習問題,課題問題を出題する。わからない点や疑問点に対しては,納得がいくまで考え,調べること。
【教科書】
講義中に資料を配布する。
【参考書】
小倉義光,『一般気象学』,東大出版。
宇野木早苗・久保田雅久,『海洋の波と流れの科学』,東海大出版。
高校地学の教科書。
川西博,『大分県の気象探訪』,大分合同新聞社。
【成績評価方法及び評価の割合】
課題レポート40%,期末試験60%。
【注意事項】
特別な予備知識は不要。
【備 考】
なし