授 業 科 目必修・
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学期曜・限担当教員
数学科指導法(中)
Methodology of Mathematics Teaching
必修22  中川裕之
内線:7661
e-mail:hiroyuki@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
 中学校数学科の学習内容のうち,数と式,関数の内容について数学的立場から考察するとともに,中学校数学科の目標について理解し,学力調査結果や具体的な指導案を参考にしてそれらの指導の在り方について考える。
【具体的な到達目標】
1.数学科の教育目標と今日的課題について理解することができる。
2.数学科の学習内容に関する数学的な背景を理解することができる。
3.数学的,歴史的な背景をふまえて教材研究,教材開発を行うことができる。
4.生徒の状況を把握して授業を構想することができる。
【授業の内容】
1.数学教育の目標の考察
2.数学教育における今日的課題
3.数の拡張Ⅰ(正負の数)
4.数の拡張Ⅱ(平方根)
5.数の拡張Ⅲ(複素数)
6.数の拡張Ⅳ(虚数)
7.文字式の指導
8.方程式と不等式の指導
9.関数の考え
10.表・式・グラフを用いた関数指導Ⅰ(表と式を中心に)
11.表・式・グラフを用いた関数指導Ⅱ(グラフを中心に)
12.表・式・グラフを用いた関数指導Ⅲ(数学化)
13.国内外の学力調査の傾向
14.問題解決,モデリング
15.指導案の書き方,模擬授業とその検討
16.定期試験,テスト
【学生がより深く学ぶための工夫】
教科の内容について解説するだけでなく、その解説に基づいて生徒への説明の仕方や授業を構想するグループ討議を毎回取り入れ、それについて振り返りまとめる課題を出す。
【時間外学習】
1.授業で提示する課題の解決に必要となる数学を学習すること。
2.数学教育の専門書を自ら読み進めていくこと。
【教科書】
『算数・数学科教育』橋本美保,田中智志監修,藤井斉亮編著(一藝社)
【参考書】
中学校学習指導要領解説 数学編
高等学校学習指導要領解説 数学編・理数編
『新版・数学教育の理論と実際<中学校・高校>』(聖文新社)
『中等科数学科教育学序説』杉山吉茂(東洋館出版社
【成績評価方法及び評価の割合】
期末テスト80%,グループ討議のまとめと課題レポート20%
【注意事項】
授業内容は3年次の数学科授業論とあわせてはじめて完結するものである。
【備 考】
なし