授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
情報数学演習
Exercises in Information Mathematics
選択21  大隈 ひとみ
内線:7646
e-mail:okuma@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
「情報数学」で学んだ知識を前提として、情報科学分野に関連の深い数学の講義と演習を行う。
今年度の内容は「グラフ理論入門」である。グラフ理論は、情報科学のために必須の概念であり、その応用は種々のネットワーク、電気回路、社会科学等あらゆる分野にみられる。本講義ではグラフ理論の基礎概念と、どのような問題に有効なのかを演習を通して学び、問題解決に取り組む能力の充実を図る。
【具体的な到達目標】
1. グラフ理論の基本的な用語を理解し、基礎的な例題が解けるようになる。
2. グラフを用いた種々の問題の定式化及びその解法を理解し、実際の課題に適用できる。
【授業の内容】
1. 様々なグラフとその応用例
2. グラフの定義と表現1
3. グラフの定義と表現2
4. 経路
5. 隣接行列と到達可能性
6. オイラーグラフと一筆書き問題
7. ハミルトングラフと巡回セールスマン問題
8. 平面グラフとその基本的性質
9. グラフの彩色
10. 最短経路問題1
11. 最短経路問題2
12. 状態と遷移
13. 順序機械
14. 有限オートマトン
15. まとめ
16. 試験
【学生がより深く学ぶための工夫】
毎回、授業内容に関連する演習問題に取り組んでもらう。
【時間外学習】
復習すること。教科書の例題や演習問題を解くとよい。
【教科書】
石村園子著:やさしく学べる離散数学、共立出版(2007)
【参考書】
適時紹介する
【成績評価方法及び評価の割合】
期末試験80%、平常点(各時間毎の演習等)20%
【注意事項】
なし
【備 考】
「情報数学」で使用した教科書を引き続き使用する。