情報科学全般の基礎となる離散数学の代表的な概念、記法、論法について学ぶ。論理的思考を身につけ、さまざまな情報を適切に判断し、問題解決に取り組む能力の充実を図る。内容は、集合と論理、関係と写像の初歩の概説である。

1. 集合、命題等の表記法に慣れる。
2. 基本的概念を正しく理解し、説明できる。
3. 集合演算、命題論理の計算ができる。
4. 形式的手法を通じ、数学的抽象化と論理的思考能力を身につける。

1. はじめに
2. 集合（定義と記法）
3. 〃 （部分集合）
4. 〃 （集合演算と基本性質）
5. 論理（文の記号化）
6. 〃 （式の真理値）
7. 〃 （恒真性と充足可能性）
8. 〃 （証明）
9. 関係（直積と関係の定義）
10. 〃 （同値関係と同値類）
11. 〃 （順序関係）
12.写像（定義）
13. 〃 （写像の性質）
14. 〃 （置換）
15. まとめ
16. 試験
【学生がより深く学ぶための工夫】
毎回、授業内容に関連する演習問題に取り組んでもらう。

復習すること。教科書の例題や演習問題を解くとよい。

石村園子著：やさしく学べる離散数学、共立出版（2007）

適時紹介する

期末試験80％、平常点（各時間毎の演習等）20％

なし

教科書は「情報数学演習」で引き続き使用する。