本授業は社会科に関する教員免許取得のための授業です。教職に関する基礎的な知識と専攻分野に関する専門的な知識・校種に応じた教科内容を体系的に修得することを目的とします。
本授業は、宗教学の導入及び基礎となるものです。そのため、宗教的問題に対する認識を深めたうえで、世界宗教・日本の伝統的宗教の主要な思想内容について基本的知識の習得を行います。

1.独特な宗教的眼差しを身に付け，校種に応じた教科内容を体系的に修得する。
2.人間の思考様式と関連づけて宗教思想を位置づけることができる。
3.授業や文献・資料等の内容について重要事項や問題点を取り出すことができる。
4.重要事項や問題点を複眼的に思考し、それを論理的に表現できる。

【学生がより深く学ぶための工夫】
教員が一方的に話すだけにならないように、学生に意見を述べてもらう場面を頻繁に設ける。また，学生による報告及び討議の時間を設ける。
1.宗教とは何か（高校「倫理」教科書・教材分析）
2.宗教の類型
3.原始宗教
4.ユダヤ・キリスト教概説
5.仏教概説
6.鎌倉仏教（浄土思想）
7.鎌倉仏教（禅思想）
8.イスラム教・儒教概説
9.学生報告と討議１（ユダヤ教）
10.学生報告と討議２（キリスト　新約）
11.学生報告と討議３（キリスト　旧約）
12.学生報告と討議４（原始仏教）
13.学生報告と討議５（鎌倉仏教　浄土宗）
14.学生報告と討議６（鎌倉仏教　禅宗）
15.学校教育と宗教教育（まとめ）

宗教学的な問題意識、解決への思考、用語などを理解し習得するためには困難がともないます。そのため、毎回の授業概要及び講義中に理解のポイントを示しますので、報告・レポート等作成のために文献調査・整理を行って下さい。

授業の際に、プリント・資料等を配布します。

学習指導要領　また授業の際に、参考書・理解のために必要な事項を示します。

報告レジュメ作成・報告実施50％　期末レポート50％で評価します。
（報告レジュメやレポートにおいては時間外学習における文献調査等に関する評価をそれぞれの評価配分の50％とします。）

授業中に時間をとりますので、その際に不明な事項は質疑して下さい。

なし