授 業 科 目必修・
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学期曜・限担当教員
社会科授業論
Instruction on Social Studies
必修23  平田利文他
内線:7545
e-mail:hirata@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
 中学校社会科の授業づくりについて考え、実際に授業開発を行い、模擬実践を実施する。その際、伝統的な社会科授業の問題点である閉ざされた社会認識の問題点を考察し、社会科授業を開かれた社会認識の形成を目指すものとするにはどのような方策が必要なのかを追究していく。
【具体的な到達目標】
1.伝統的な社会科授業の問題点を考えることができる。
2.社会科授業の問題点を改善する様々な方策について考えることができる。
3.問題点を克服する社会科授業の指導案を開発することができる。
4.開発した指導案に基づいて模擬授業を実施することができる。
5.模擬授業を批判的に反省し、更に改良を施すことができる。
【授業の内容】
1.ガイダンス
2.中学校社会科の新旧のあり方を検討する(1):学習指導要領
3.中学校社会科の新旧のあり方を検討する(2):学習指導要領
4.社会科授業改革案(1)地理的分野の授業ビデオ・記録を検討する:授業分析
5.社会科授業改革案(2)歴史的分野の授業ビデオ・記録を検討する:授業分析
6.社会科授業改革案(3)公民的分野の授業ビデオ・記録を検討する:授業分析
7.改善された社会科授業指導案の開発(1):学習指導案の開発
8.改善された社会科授業指導案の開発(2):学習指導案の開発
9.改善された社会科授業指導案の開発(3):学習指導案の開発
10.模擬授業とその検討(1):模擬授業
11.模擬授業とその検討(2):模擬授業
12.模擬授業とその検討(3):模擬授業
13.中学校社会科授業のあり方を整理する:地理的分野
14.中学校社会科授業のあり方を整理する:歴史的分野
15.中学校社会科授業のあり方を整理する:公民的分野
※学習指導案の開発,模擬授業の実施後において,全員で討議する。
【時間外学習】
講義において毎回出題される課題を考えて、次の講義に臨むこと。
【教科書】
原田智仁編『社会科教育のフロンティア』保育出版社,2010年。
【参考書】
文部科学省『中学校学習指導要領』東山書房,2008年。
文部科学省『中学校学習指導要領解説社会編』日本文教出版,2008年。
【成績評価方法及び評価の割合】
開発した学習指導案,模擬授業の完成度,講義への参加度により評価する。
【注意事項】
講義の中で説明を行う。
【備 考】
なし