授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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国際関係論Ⅰ International Relations Ⅰ | 選択 | 2 | 2,3,4 | 高山 英男 内線: e-mail:koyama@cc.oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 アメリカから始まった金融危機の世界的拡大により国際関係も変革の時代が訪れようとしています。アメリカの一極覇権体制や単独行動主義の世界戦略も見直しを迫られています。そこで、国際関係をアメリカやヨーロッパ、日本の政府が各自の戦略で動きながら形成される関係として捉えて、その視点からどのような世界の動きが見られるかについて話をしようと思います。 | ||||||
【具体的な到達目標】 国際関係の理論については、現在の国際関係を理解するための3つのアプローチについての知識を獲得することが目標です。その理論を利用して、一極覇権状態といわれるアメリカの世界戦略がどのように変化してきたかについて説明できるようにします。それから、EUの統合がどのように発展してきたかについて理解を深め、簡単に解説できるようにします。日本については、不況からの脱出戦略について解説できるようにします。 | ||||||
【授業の内容】 1.はじめに:講義の目標とねらいについて 2.国際関係論のアプローチ(1) リアリズムとネオ・リアリズム 3.国際関係論のアプローチ(2) リベラリズムとネオ・リベラリズム 4.国際関係論のアプローチ(3) マルクス主義と世界システム論 5.アメリカの覇権戦略(1) 6.アメリカの覇権戦略(2) 7.アメリカの覇権戦略(3) 8.アメリカの覇権戦略(4) 9.EUの統合拡大戦略(1) 10.EUの統合拡大戦略(2) 11.EUの統合拡大戦略(3) 12.EUの統合拡大戦略(4) 13.日本の経済復活戦略(1) 14.日本の経済復活戦略(2) 15.まとめ:今日の世界情勢 | ||||||
【時間外学習】 時事問題についてレポートを出します。講義の中でいろいろ質問しますので、答えを考えてきてください。 | ||||||
【教科書】 佐藤信一・太田正登編著『グローバル時代の国際政治史』ミネルヴァ書房、2008年。 | ||||||
【参考書】 読みやすい新書などを講義の中で指示します。参考文献を読むのはとても大事です。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 小テスト、期末テスト、およびレポートなどを総合的に判断します。 | ||||||
【注意事項】 朝一番の講義なので、遅刻をしないように気をつけてください。あまり遅いときには、レッドカードを出します。 | ||||||
【備 考】 新聞や雑誌をよく読んで、時事情報に敏感になってほしい。 |