授 業 科 目必修・
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国語学概論
An Introduction to the Japanese Linguistics
必修21 後期 集中荻野 千砂子
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【授業のねらい】
日本語がどのような言語であるか分析するとき,どのような研究分野があるかを学び,日本語にどのような特徴があるかを学ぶことを目的とする。また,自分が分析を行った後,それをまとめる学術的な文章の書き方を学ぶことも目的とする。さらに,中学校で学んだ口語文法について,総復習を行う。
【具体的な到達目標】

言語としての日本語を音声学・音韻論・形態論・文法論の各面から分析でき,理解できる。特に音声の仕組みを理解できるようになる。
中学校の口語文法を総合的に理解できる。
感想文と学術的な文章の違いを理解し,学術的な文章で説明することができる。

【授業の内容】

1 学校文法(品詞) 
2 学校文法(用言)
3 学校文法(自立語と付属語)
4 日本語の系統
5 音声学-発声の仕組み
6 IPA(国際音声字母)
7 母音と子音
8 音韻論・アクセント
9 方言記述と日本の方言 
10 形態素と語構成
11 日本語の語種
12 類義語の分析
13 日本の文字
14 待遇表現
15 歴史的変遷
16 期末試験  

【時間外学習】
復習プリントを毎回分渡すので,勉強をすること。
【教科書】
沖森卓也(2009)『図解日本語』三省堂
【参考書】
田敏弘(2004)『国語教師が知っておきたい日本語文法』くろしお出版 ISBN 978-4-87424-310-7
木部暢子他編著(2013)『方言学入門』三省堂 ISBN 978-4-385-36393-6
影山太郎(2002)『ケジメのない日本語』岩波書店 ISBN 4-00-006823-7
角田太作(1991)『世界の言語と日本語』くろしお出版 ISBN 4-87424-0540-2
工藤真由美・八亀裕美(2008)『複数の日本語』 ISBN978-4-06-258427-2  
【成績評価方法及び評価の割合】
宿題プリント,品詞分解テスト(15%),期末試験(85%)から総合的に評価する。
宿題プリントを真剣に取り組まない場合や講義内容に真面目に取り組まない場合には,期末試験から減点する。
【注意事項】
なし
【備 考】
なし