授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
地学実験Ⅰ(コンピュータ活用を含む。)
Experiments in Earth Sciences and Astronomy Ⅰ
必修11  仲野 誠・西垣 肇・三次徳二
内線:7572, 7571, 7573
e-mail:mnakano@oita-u.ac.jp, gaki@oita-u.ac.jp, tokuji@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
教師としての理科(地学分野)における観察・実験の手法を学ぶ。地学の天文・気象・地質分野を取り上げる。天文分野は望遠鏡の原理・構造・基本操作の理解と天体の観測、気象分野は天気図の作成と基本的な気象観測の体験、地質分野は堆積物や堆積岩の基礎的理解と、野外における地層観察の体験をおこなう。
【具体的な到達目標】
地学における専門的な観察・実験の手法を体系的に修得する。
1 太陽、月、恒星の基本的な運動が説明できる。
2 天体望遠鏡で夜空における主な天体が導入でき、星座等が説明できる。
3 天気図の等圧線が読める・描ける。
4 基本的な気象観測ができる。
5 水の流れによる砕屑物の浸食、運搬、堆積作用について説明できる。
6 身近な堆積岩の判別ができる。
【授業の内容】
1. 天体観察、季節の星座の基本的知識
2. 天体望遠鏡の操作実習、天体観測(基本操作、月)
3. 天体望遠鏡の操作実習、天体観測(惑星、星団)
4. 星座早見盤の操作と天体の座標
5. 太陽の運動と時刻(日時計の作成)
6. 天気図の作成 (1)
7. 天気図の作成 (2)
8.大気圧の測定
9.雲の観察
10.気温と湿度の測定
11. 堆積物・堆積岩標本の観察、粒度見本の作成
12. 野外における地層観察(基礎、走向傾斜の測定)
13. 野外における地層観察(柱状図の作成)
14. 水槽やペットボトルを用いた堆積実験(コンピュータ利用を含む)
15. 模擬河川を用いた堆積実験
【時間外学習】
天体観測は当然ながら夜間の実習が含まれる。
時間外の作業とレポートの作成が求められる。
【教科書】
なし
【参考書】
宇宙を観る I(恒星社)、わかりやすい天気図の話(日本気象協会)、小中の学習指導要領など、その他随時プリント資料を配付
【成績評価方法及び評価の割合】
受講状況(30%)、レポート等(70%)で評価する。
【注意事項】
「星座早見盤」の書店での購入を薦める。
野外での観察や実験が多いため、天候等の影響により授業内容を変更することがある。
【備 考】
なし