授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
地域地形論
Regional Geomorphology
選択22,3  小山 拓志
内線:7548
e-mail:ktakushi@oita-u.ac.jp
【授業のねらい】
地元地域の自然環境をシームレスに理解できるよう,前半は九州の自然環境について解説し,身近な自然景観を読み解いていく。また,後半は「3.11に何が起こったのか」をテーマに,客観的に防災・減災について考えることで,地域的課題について思考を深め,「自らの意見を持つ人材」を育成する。
【具体的な到達目標】
1.火山地形および植生遷移の理解
2.空中写真判読の技術習得
3.自然災害に関する基礎知識,危機意識および対応力の習得
【授業の内容】
1,ガイダンス
2,九州の自然環境―概要
3,空中写真判読の基礎
4,阿蘇と中九州の火山
5,雲仙普賢岳および桜島の噴火史と火山地形
6,九州の植生と植生遷移―概要
7,九州の植生と植生遷移―由布岳の植生遷移①
8,九州の植生と植生遷移―由布岳の植生遷移②
9, 「3.11」に何が起こったのか-津波の被害とメカニズム
10,「3.11」に何が起こったのか-原発問題①
11,「3.11」に何が起こったのか-原発問題②
12,「3.11」に何が起こったのか-原発問題③
13,「3.11」に何が起こったのか-世界最大の液状化
14,「3.11」に何が起こったのか-防災・減災教育とは?
15,大分の地震・津波と活断層-総合討論
16,定期試験
【時間外学習】
講義終了時に,まとめの小テストを行うことがある。冬季休業中には課題レポートを課す。質問は,コミュニケーションペーパーおよび研究室で対応する。
【教科書】
使用しない。その都度,プリントを配布する。講義はパワーポイントで行う。
【参考書】
随時紹介する。
【成績評価方法及び評価の割合】
期末試験60%,小テスト・課題レポート・総合討論40%
【注意事項】
インターネットのwebページから丸写し(コピー&ペースト)したレポートを提出した者は,単位を認めないので注意すること。
【備 考】
受講にあたって高校地理の履修の有無は問わない。15回目に総合討論の時間を設けているので,積極的な発言を期待する(評価対象)。「自然地理学概論」を受講していることが望ましい。