授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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公的扶助論 Public Assistance | 選択 | 2 | 2,3,4 | 垣田裕介 内線:7696 e-mail:kakita@oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 この講義では、公的扶助(生活保護制度)の仕組みを分かりやすく説明するとともに、実際の運用場面における具体的な諸問題を取り上げます。さらに、生活保護の対象である貧困の実態や、生活保護の動向をとおして、今日の日本の生活保護や社会福祉が直面する今日的な課題について、リアルかつ分析的に考えます。 | ||||||
【具体的な到達目標】 ○生活保護制度の仕組みを理解するとともに、貧困の実態や生活保護の運用場面の諸課題を分析する視点を養うこと。 ○社会福祉政策における生活保護制度の位置と役割を理解し、他施策との関連で問題状況を捉える視点を養うこと。 | ||||||
【授業の内容】 1 貧困と社会福祉,公的扶助 2 貧困を見る眼:貧困の原因と,貧困が引き起こすもの 3 貧困の把握と測定,貧困率 4 生活保護の原理と原則 5 生活保護の受給要件 6 保護の方法と基準 7 保護基準の考え方と算定 8 生活保護受給世帯の特徴と変化 9 生活保護の実施体制 10 自立助長のソーシャルワーク 11 生活保護におけるソーシャルワークと自立助長の実際:ケース検討 12 生活保護の不服申立てと裁判 13 統計でみる生活保護行財政の動向 14 2000年代以降における生活保護改革と生活困窮者自立支援制度の登場 15 まとめ 16 学期末試験 ☆学生が深く学ぶための工夫:生活保護制度の仕組みや今日的課題について、実態やトピック、視聴覚教材等をとおして、深く学ぶ機会を提供します。 | ||||||
【時間外学習】 新聞やテレビで頻繁に報じられている、生活保護や貧困に関わるニュースに留意してください。 | ||||||
【教科書】 岩田正美・杉村宏編著『公的扶助論』第3版、ミネルヴァ書房、2016年。 | ||||||
【参考書】 講義中に紹介します。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 学期末試験と小レポートによって評価します。詳細は講義中に説明します。 なお、この講義では、出席点を設けていません。自主的に講義に出席してキチンと勉強し、講義内容を消化した方が好成績で単位を修得できるような仕組みにしています。具体的には講義中に説明します。 | ||||||
【注意事項】 この講義では、受講生・私の双方の集中力持続を図るため、毎回の講義時間を前半と後半とに分け、その間にリフレッシュタイムを設けて気分転換を図ります。受講生とのコミュニケーションを通じて講義内容の充実を図るため、講義内容への感想・意見を毎回の講義で提出していただきます。 受講生も私も講義に集中できる環境を保つため、講義の迷惑になるような私語や受講態度は固くご遠慮いただくとともに、厳しく注意します。 | ||||||
【備 考】 |