授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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保育の指導Ⅳ Method of Infant Education Ⅳ | 選択必修 | 2 | 2,3 | 田中洋 内線:7557 e-mail:htanaka@cc.oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 保育の指導Ⅳでは,保育の領域「言葉」における目的,ねらい,内容等に関する基本的な知識を習得し,それらと子どもの言葉の発達との関連について理解することをねらいとする。あわせて,言葉の発達に困難をかかえる子どもについての基本的理解や支援のあり方,留意点について理解する。この講義では,基礎的な理解の上にたって,領域「言葉」の代表的な教材を作成することや実践事例の検討を通じて,教材研究の視点や関わりにおける留意点を学習する。 | ||||||
【具体的な到達目標】 1.保育の領域「言葉」における目的,ねらい,内容等を理解する。 2.ねらいや内容を乳幼児期の言葉の発達と関連させて捉える力を養成する。 3.保育の実践事例から言葉の発達を促す活動における留意点を学ぶ。 4.言葉の発達に困難がある子どもへの支援のあり方について学ぶ。 5.実際に領域「言葉」の代表的な教材づくりを行うことを通じて,教材研究の視点を学ぶ。 | ||||||
【授業の内容】 1.オリエンテーション-講義のすすめ方とグループ分け 2.領域「言葉」の目的,ねらい,内容 3.乳児期1ー言語機能の基礎づくり 4.乳児期2ー対人交通の手段 5.乳児期3ー象徴機能と代表機能 6.実践事例に学ぶ1ー紙芝居 7.実践事例に学ぶ2ー絵本 8.実践事例に学ぶ3-いざこざ 9.幼児期1ー「初語」について 10.幼児期2ー「一語文」とは 11.幼児期3ー育児語と幼児語 12.言葉を育むためにー幼稚園・保育園における生活とあそび 13.言葉の発達に困難のある子どもへの支援 14.グループ発表1 教材づくりー例:手作り紙芝居など 15.グループ発表2 教材づくりー例:言葉あそびの実演など 定期試験 【学生がより深く学ぶための工夫】 保育の実践事例弥教材づくりなどのグループ発表において,その都度,講義内容を踏まえた質疑応答を実施し,領域「言葉」の目的,ねらい,内容等の理解や子どもの言葉の発達の基本的菜知識や考え方が身についているかを確認する。 | ||||||
【時間外学習】 新聞や雑誌等を通じ,言葉の発達を中心に,子どもの人格発達に関する情報に日常的に触れる。 | ||||||
【教科書】 特になし。基本的には教員作成のプリント・資料を中心に講義を行う。 | ||||||
【参考書】 岡本夏木 著『ことばと発達』岩波新書 正高信男 著『0歳児がことばを獲得するとき』中公新書 文部科学省 『幼稚園教育要領』 厚生労働省 『保育所保育指針』 内閣府・文科省・厚労省『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 実践事例および教材づくりなどのグループ発表(30%+30%),定期試験(40%)で総合評価する。 グループ発表においては,グループ討議の内容や講義内容を踏まえた質疑応答を実施し,領域「言葉」の目的,ねらい,内容等の理解や子どもの言葉の発達の基本的知識や考え方が身についているかを確認する。また,講義の合間に,言葉の発達に関するクイズや質問をして,学生の理解度をチェックする。 | ||||||
【注意事項】 グループワークを行うので,講義の初回に遅刻・欠席することは不可。 | ||||||
【備 考】 特になし。 |