授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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計算機数学 Computer Mathematics | 選択 | 2 | 2 | 馬場 清 内線:7564 e-mail: | ||
【授業のねらい】 地域の発展に貢献できる人材の育成のための情報技術に関する深い知識の修得を目指し,計算機数学を、代数的側面から講義する。群論の基礎的なことについて述べ、 3年次の「計算機数学演習」での、符号理論などの応用に続くことを目標とする。 | ||||||
【具体的な到達目標】 地域の発展に貢献できる人材の育成のための情報技術に関する深い知識の修得を目指すため次の到達目標を設定する。 1.写像の全射性、単射性、逆写像についての定義が理解できて使える。 2.半群かどうかの判定ができる。 3.群や部分群であることが証明できる。 4.巡回群や元の位数に関する計算ができる。 5.群の、部分群に関する左剰余類を求めることができる。 6.ラグランジュの定理とその系が使える。 7.剰余類群の演算表が書ける。 8.準同型定理を用いて、群の同型の証明ができる。 | ||||||
【授業の内容】 1. 写像の定義、合成写像、逆写像 2. 二項演算と半群 3. 群 4. 部分群、対称群 5. 巡回群、生成系 6. 剰余類分解、ラグランジュの定理 7. 正規部分群、剰余類群 8. 準同型写像、準同型定理 9. 演習(1)二項演算、群 10. 演習(2)部分群、対称群 11.演習(3)巡回群、生成系 12.演習(4)剰余類分解、ラグランジュの定理 13.演習(5)正規部分群、剰余類群 14.演習(6)準同型写像、準同型定理 15.まとめ 【学生がより深く学ぶための工夫】 各時間ごとの小テストと,後半の4回での問題演習を行う。 | ||||||
【時間外学習】 抽象的な内容なので、時間をかけて勉強する必要がある。 定義が大事なので、定義を確実に理解すること。 各時間毎の小テストの勉強をすること。 予習の必要はないが、配られたプリントをよく復習すること。 分からなくなれば、もう一度、最初から復習すると、効果的です。 代数学の演習書や代数学の本で、自分に合った本を、図書館などで捜し、読んでみるとよい。 演習については、問題を解いておくこと。 | ||||||
【教科書】 なし | ||||||
【参考書】 国吉 秀夫 著 高橋 豊文 改定 群論入門(新訂版) サイエンス社 永尾 汎 群論の基礎 朝倉書店 石村 園子 すぐわかる代数 東京図書 高校までの数学との関連については「学習指導要領」 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 各時間毎の小テスト 50%、演習点 50% 授業外学習の配分は小テストの配分に含まれる。 レポート,小テストによりアクティブラーニングの成果を評価する。 | ||||||
【注意事項】 なし | ||||||
【備 考】 なし |