授 業 科 目 | 必修・ 選択別 | 単位数 | 対象 学 年 | 学期 | 曜・限 | 担当教員 |
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計算化学 Computational Chemistry | 選択 | 2 | 3 | 中島俊男 内線:7554 e-mail:nakashi@cc.oita-u.ac.jp | ||
【授業のねらい】 パソコンを使って、分子動力学シミュレーション(MD)の行なう方法を習得する。 近年、科学の分野において、創薬,生体高分子、金属などの材料でコンピュータシミュレーションが日常的に使われ、大きな支援ツールになってきた。しかし、使用する立場からみると、ソフトウェアがブラックボックス化していることが多く、結果などをグラフ化したり,プログラムを改良したり、新しく解析を行なったりすることが難しいのが現実である。物質の性質をコンピュータで明らかにするために自らデータを構築しプログラムで計算し、グラフィックス化することをねらいとする。 | ||||||
【具体的な到達目標】 本講義では分子動力学シミュレーション(MD)の基礎をソースプログラムから理解し、プログラミングの技法を習得し、受講生自ら新たな物質へ応用できるようになることを到達目標とする。 | ||||||
【授業の内容】 1.MD法の概要の説明 2.メインプログラムのフローチャートの説明 3.フォートランの例題 4.実在分子のポテンシャル関数の種類 5.分子(アルゴン)の初期配置 6 周期境界条件とプログラム法 7.分子間力の計算 8.アンサンブルの構成 9.数値積分法1 10.数値積分法2 11.結果の解析① 動径分布関数の作成 12.結果の解析② 速度相関関数の作成 13. 結果の解析③ 圧力温度曲線の作成 14.結果の解析④ 平均二乗変位(拡散係数)の計算 15. 圧力、温度のモニタリングと総括 | ||||||
【時間外学習】 | ||||||
【教科書】 | ||||||
【参考書】 必要なときに参考資料のコピーを配布する。 | ||||||
【成績評価方法及び評価の割合】 小テストとレポートで評価する。 | ||||||
【注意事項】 欠席回数が4回以上は登録を抹消する。 | ||||||
【備 考】 |