授 業 科 目必修・
選択別
単位数対象
学 年
学期曜・限担当教員
家庭管理学(家庭経済学及び家族関係学を含む。)
Home Management
 22  後藤直子
内線:
e-mail:
【授業のねらい】
人は何故騙されるのだろうか。クレジットカードが普及し借金をしているという自覚がないものもいるが、家族の経済や環境に急激な変化が訪れたとき、破綻をきたすかもしれない。そこで、悪質商法をはじめとする.消費者問題を取り上げ、家庭経済について考え、クレジット等カードの周辺を探る.更に現代は平均寿命の延びや価値観の変容により、家庭状況がかつてないほどの変化を見せている。晩婚化、少子化、高学歴化、単身世帯の増大(特にお年寄りの一人暮らしが増えた)などである。だからこそ結婚や出産、家族について考えねばならないと思う。そこで身近すぎるがゆえにあまり考えることのない家族の重要性について具体的に検討し、私たちに非常に関わりのある親族法をももっとよく知る必要があろう。快適で幸せに生きるためには、どのような知識を持っていたらよいか、考えなければならないかを学ぶ。
【具体的な到達目標】
・家庭や家族についての基本的な知識を身につける。
・問題意識を身につける。
・それらの知識等をもとに自分の考えをまとめ、未来を見通す目を養う。
【授業の内容】
1.消費者問題(様々な消費者問題・悪質商法・国民生活センター・消費生活センター)
2.クレジット問題(多重債務問題・利息の計算・救済方法)
3.家庭経済(収入と支出・クレジット・家計簿の必要性)
4.生活設計・核家族・拡大家族・家族周期・ライフサイクル
5.家庭生活と家族・家庭の意義
6.家族の重要性・2種類の家族と独立青年期
7.家庭・家族に関する法律(憲法24条、ベアテ・シロタ・ゴードン・現行民法と明治民法)
8.婚姻に関わる法律
9.親子に関わる法律
10.相続に関わる法律
11.家事労働(内容と特徴・合理化・家電製品今昔)
12.生活時間
13.高齢社会(平均寿命と余命 ・平均の意味・老化とは・病気と健康・デイケア、バリアフリー)
14.環境(ゴミ今昔・災害、地震)
15.まとめと今後の課題
16.定期試験・テストまたはレポート
[学生がよりよく学ぶための工夫]
新聞やビデオなどを参考にするので、そのことについて自分の意見を述べる等の工夫をする。
【時間外学習】
常に新聞記事やTVやラジオなどのニュースに関心を持つこと
【教科書】
プリントを配布する。ビデオやDVD等参考にする。
【参考書】
「学習指導要領」、「新版生活経営学」赤星礼子・奥村美代子編 九州大学出版会、「くらしの豆知識」国民生活センター編 「新版データで見る家族問題」湯沢雍彦・宮本美智子編 NHK出版 「新生涯消費者教育論」晃洋書房 奥村美代子・谷村賢治編 その他新聞記事、ビデオ・DVD等
【成績評価方法及び評価の割合】
レポートまたは試験 80% 授業内での小テストや感想及び授業態度など 20%(新聞記事やビデオなどを参考にするのでそれらについての意見を述べる等を含む)
【注意事項】
なし
【備 考】
なし