大分大学
教育福祉科学部・大学院教育学研究科
The Faculty of Education and Welfare Science
Graduate School of Education
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教員を希望される方へ
1 求められる教師像
  (1) これからの教師像
(2) 大分県が求める教師像
2 公立学校教員採用試験のスケジュール(大分県)
3 教員採用試験に向けて
4 教員採用試験のポイントと対策
 

(1) 願書の書き方
(2) 1次試験
(3) 2次試験
(4) 3次試験

5 幼稚園・保育所への就職
6 私立学校への就職
7 教員採用試験の動向
8 合格できなかった場合
  (1) 再度挑戦する
(2) 企業等への進路変更

1 求められる教師像
  (1) これからの教師像
 教育者としての使命感、人間の成長・発達についての深い理解、幼児・児童・生徒に対する教育的愛情、教科等に関する専門的知識、広く豊かな教養、そしてこれらを基盤とした実践的指導力が、いつの時代にも教師に求められる資質能力です。それに加えてこれからの教師には、変化の激しい時代にあって、子どもたちに自ら学び自ら考える力や豊かな人間性などの「生きる力」を育成する教育を行うことが期待されます。そのような観点から、今後教師には、まず、地球や人類の在り方を自ら考えるとともに、培った幅広い視野を教育活動に積極的に生かすことが求められます。また、教師という職業自体が社会的に特に高い人格・識見を求められる性質のものであることから、教師は変化の時代を生きる社会人に必要な資質能力をも十分に兼ね備えていなければならず、これらを前提に、教職に直接かかわる多様な資質能力を有することが必要です。(教育職員養成審議会第3次答申(平成11年)参照)

(2) 大分県が求める教師像
・使命感にあふれ、豊かな人間性をもつ人
・専門的知識をもち、実践的指導力のある人
・柔軟性と創造力をそなえ、未知の課題に立ち向かう人
・学校組織の一員として考え行動する人
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2 公立学校教員採用試験のスケジュール(大分県)
 
5月中旬
6月上・中旬
7月下旬
8月上旬
8月中・下旬
9月上旬
9月下旬
10月中旬
実施要項・受験願書配布
願書受付
第1次試験
第1次試験結果通知
第2次試験
第2次試験結果通知
第3次試験
第3次試験結果通知
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3 教員採用試験に向けて
  目標設定
 自分はなぜ教師になりたいのか、どのような教師になりたいのか、どのようにしたらそれができるのか、よく考えましょう。ひとりで考えるだけでなく家族、友人、教員などと話し合うと良いでしょう。
 目標を定めたら早速取りかかりましょう。遅くとも受験の1年半前から試験勉強を始めましょう。
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4 教員採用試験のポイントと対策
   教員採用試験対策として、学部では「教採特別講座」を開催しています。また、学部教員や「教師育成サポート室」がより個別的な指導を行っています。原則無料で、スポット参加も可能です。実際に教員採用試験に関係した講師のアドバイスを受けられます。特に、面接・模擬授業等一人ではできない対策が可能です。

(1) 願書の書き方
 大分県の場合は「教採特別講座」で願書の書き方を指導します。他県の場合は学部教員や「教師育成サポート室」が個別に指導します。願書は原則、自分で取り寄せます。

(2) 1次試験(試験項目は大分県の例ですが、採用年度によって異なります)
1)教養試験

 

 

・人文・社会・自然科学に関する基本的な一般教養
・教育原理・教育心理・教育法規等に関する基本的な教職教養(答申・学習指導要領を含む)

直接的な教科指導以外の、あらゆる面に関する知識と理解が問われます。教育基本法・学校教育法などの法規から指導要領や一般的常識まで、幅広い知識が必要です。

*対策:「教採特別講座」で指導します。

2) 専門試験

 


・小学校:小学校の全教科及び英語(リスニングを含む)
・中・高等学校:受験する教科・科目(英語はリスニングを含む)
・特別支援学校:特別支援教育に関する専門的事項

*対策:小学校全科については「教員のためのキャリア開発」という授業科目で指導します。その他の科目については学部教員が個別に指導します。
 

 

3) 実技・実験(中・高等学校の音楽,美術及び保健体育志望者のみ)
                 *対策:各教科の教員が個別に指導します。


(3) 2次試験
1) 模擬授業

 

 

テーマは当日知らされます。大分県の場合は、15分の準備時間が与えられ、15分の授業をします。4名の試験官の前で一人芝居の授業をします。教育専門家以外の者も判定者にいます。県によっては、面接官が意地悪な子どもの役を演じて授業を混乱させたり、また、面接官から質疑が出たりします。

*対策:「教採特別講座」、学部教員や「教師育成サポート室」が個別に指導します。

2) 口頭試問

 

 

・模擬授業や教科・科目等の専門に関する内容

*対策:学部教員や「教師育成サポート室」が個別に指導します。
3) 実技試験

 

 

・小学校:音楽(ピアノによる歌唱共通教材の弾き歌い)及び体育(マット運動及び水泳)
・中学校技術:木材加工における実技と道具の適切な使い方に関する試験
・中・高等学校の家庭:被服製作実習及び調理実習の技能に関する試験
・中・高等学校の英語:英会話(英語によるグループディスカッション)
・特別支援学校:体育(マット運動及び水泳)


*小学校及び特別支援学校の実技については、「基礎体育」という授業科目や「ピアノ指導」及び「デッサン指導」で指導します。
*他の教科の実技については,各教科の教員が個別に指導します。

 

(4) 3次試験

1)面接T(集団面接・集団討論)

 

5〜8名の受験生が1グループを作り、討論します。課題は当日与えられます。流れは次のとおりです。
1. 最初に10分間程度で自分の考えをまとめる(メモに記入可。メモは討論後回収されます。メモは評価の対象となる可能性があります) 
2. 1分程度で一人ずつの考えを述べる 
3. 討論(20〜30分) 
4. 最後に、討論のまとめを、一人1分程度で述べる


*おもな評価項目:貢献度、協調性、主導性、判断力、表現力、企画力、課題の理解、教育観・使命感
*対策:「教採特別講座」や「教師育成サポート室」で指導します。

2) 面接U(個人面接)

 

“人物評価重視”の流れで、より重要性を増したのが面接です。 試験方法は、各県によって多少異なります。大分県の場合は、面接官4人(内、教育関係者以外の民間人1名と指導主事1名)で、約20分です。面接時に提出する面接調書は、企業のエントリーシートや履歴書と同じで、志望動機、自己アピールを記入します。書いたことは、面接時に質問されるので複写しておくこと。県によっては、その県を受験した理由や学生時代に力を入れたことなど細かい項目を書く場合があります。

*対策:「教採特別講座」や「教師育成サポート室」で指導します。
3) 適正検査

 

 

クレペリン検査とYG検査など。問題集などで体験しておきましょう。

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5 幼稚園・保育所への就職
   公立の幼稚園や保育所では5月から8月ぐらいに、私立幼稚園や保育所では8月下旬から12月下旬ぐらいの時期に募集がなされることが多いようです。
 また、副免で幼稚園教諭免許を取得するものは実習経験が不足しますので、附属幼稚園での副免実習を積極的に受講しておきましょう。2年次から保育士資格取得試験を受験することができます。
 公立の幼稚園・保育所の募集は、希望する市町村の広報の募集情報に注意しておきましょう。公務員としての資質と保育者としての資質の両方が問われます。
 各県の私立幼稚園の場合は、多くの県で8月初旬(7月初旬受付)の登録試験を受験しておく必要があります。登録試験の受験後は、幼稚園側から電話がかかってくる場合や求人票が送られてくる場合もありますが、希望する幼稚園で自主実習をするなどしてこちらから売り込んでいく必要もあります。登録試験のない県の場合も、積極的にアプローチしましょう。2次試験の際には、推薦書や、実技(ピアノなど)、人物考査書等が必要になることがあります。指導教員と連絡を密に取りましょう。
 私立保育所の場合は、ほとんど自分から問い合わせたり自主実習を申し込んだりすることになります。一部の私立保育所などでは合同の試験をおこなっているところもあります。インターネット等で情報を入手しておきましょう。
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6 私立学校への就職
   私立学校から教員採用の求人があれば、そのつど、就職・進路支援室前に掲示されます。積極的に応募しましょう。教員あてに情報がくることもありますので、前もって自分の希望を教員に伝えておきましょう。
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7 教員採用試験の動向
   平成17年度大分県の公立学校の採用試験での受験者はのべ2002名、1次合格398名(倍率5.0倍)、2次合格者111名(倍率18.0倍)でした。本学の卒業生は2次合格者は39名で、2次合格者の29%でした
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8 合格できなかった場合
  (1) 再度挑戦する
1) 臨時採用
 大分県教員採用試験受験者は、結果通知に同封されている講師等希望調査票を教育庁へ申請します。更に、小・中学校を希望している場合は、希望する県下教育事務所に市販の履歴書を提出します。これらは各自が行いますが、不明の点は就職・進路支援室に相談してください。他県についても、同様の扱いですので教育庁又は教育委員会へ確認のうえ、申請します。 なお、臨時教員の採用が確定した場合は、必ず指導教員又は就職・進路支援室に連絡してください。
2) 反省・自己分析に基づく学習計画の検討
 失敗からは、とても大きな教訓を得ることができます。「なぜ失敗したか」を十分に分析することが非常に重要です。そして、それを克服する計画を立て、実行します。臨時教員に採用されると、経験を増やすことはできますが、日常の授業等で受験勉強の時間がなかなかとれなくなります。ですから、計画的な学習が必要不可欠といえます。

(2) 企業等への進路変更

 教員採用試験後に進路変更することは、限られた募集への応募となりますので、日程上かなり困難になります。早い段階から公務員や企業への就職活動も並行して展開しましょう。
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最終更新日:2013年9月2日




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